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直ちに行くべき! ハワイ人気NO.1の冷麺と焼肉を豪華な空間で食べる幸せ 〜焼肉 冷麺 ユッチャン。〜

「綾子さんに聞けば間違いない!」――美味なレストランも気の利いた手土産もとびきりのお取り寄せも、おいしいものには死ぬほどうるさいギョーカイのみんなが頼りにするのが、フードパブリシスト高橋綾子のグルメ手帖。誰もがうなる美味の数々を惜しげもなく公開します!

参りました!
まさかこんな冷麺が世の中に存在していたとは!
私史上NO.1となったのはこの「焼肉 冷麺 ユッチャン。」の「葛冷麺」です!

ハワイフリークの間で知らぬものはいないそうですが、ゴルフをしなくなってからハワイに行ってないし(15年くらい)、冷麺は焼肉の〆にいただくことが多く、韓国ではチャミスルのおかげで泥酔してばかりで何を食べたか記憶がない。つまりこのお店がオープンするまで、こんなに超人気の冷麺があるとは、まったく存じ上げませんでしたっ。
食ライターとして不甲斐なくてすみません! ということで出逢いはプレス向けのレセプションだったのですが、はい、今や虜になってしまい、かなりの頻度で食べてます。

このシャリシャリしたスープがうんまいのなんのって!
このシャリシャリしたスープがうんまいのなんのって!

とにかくスープと麺がヤバウマなのです。

まずスープ。
ご覧の通りシャーベット状になっているのです。

牛テールや骨から取った出汁に野菜やフルーツを入れて作ったスープを、特注した機械でシャーベット状にするそうですが、その機械については企業秘密だそうで教えてもらえませんでした。
牛のコクがあって優しい味で、ちょっぴり甘さも感じます。
本当においしくてそのまま飲める!
みなさんスープを飲み干してしまうので、どこの席の器も空っぽになります。
とってもまろやかなので物足りないという方はお酢とマスタードで“味変”していますね。

なぜシャーベット状にしたのかと訊いたら、「ハワイ暑いですから」って。
まぁ、理にかなってますな。

現地で食べたことのある友人はハワイ店より氷のシャリ感がしっかりある東京の方がおいしいかも、と言っていました。
このスープ、特許取った方が良いと思います。

冷凍で通販してくれないかな。

ゆで卵、チャーシュー、キュウリ、大根と具材はいたってシンプル。だからこそスープと麺の味が際立つ
ゆで卵、チャーシュー、キュウリ、大根と具材はいたってシンプル。だからこそスープと麺の味が際立つ

麺はハワイと同じものを韓国から送ってもらっているそうです。葛の殻を煎ってすりつぶした葛粉と米粉、そば粉、小麦粉を独自の配合で練りあげた黒麺は細いのにもっちもち。でもツルっとして歯切れも良いという麺好きも唸る素晴らしい出来ばえ。麺の巻き方も独特で手に巻きつけてぎゅっと水分をしっかり切り、ハサミでカットした時に麺が固まっているようにしています。

そうそう、葛は抗酸化作用、アルコール分解、デトックスなどにも良いとされるスーパーフードのひとつ。
おいしくて健康にも良いなんて、そりゃあ人気も出るはずです。

葛冷麺と人気を二分する葛ビビン麺(1,200円)
葛冷麺と人気を二分する葛ビビン麺(1,200円)

辛いもの好きには「葛ビビン麺」がおすすめ。
味の要であるコチュジャンは2種類のとうがらしをブレンドした自家製です。

これがね、辛さも甘さもあって私にはちょうど良いのです。直ちに商品化してほしいくらい。

お店の人が麺をカットしてくれたら全体を混ぜていただきます。
汁なしもたまらんおいしさですが、嬉しいのが「辛すぎたらスープでマイルドにしてください」と、あのシャーベットスープが添えられているのです!
仰せの通りに少しスープを足して和えるとこれもまた良し!
冷麺の味も楽しめる一石二鳥ってやつです。

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高橋綾子

たかはし・あやこ●フードパブリシスト。国内外ファッションブランドのプレス時代から培った〝食″へのこだわりは、舌の肥えた業界人も頼りにするレベルの高さ。年間1000を超えるという外食の日々が築き上げたおいしいもの好きが嵩じて、ついに2018年2月に東京・下北沢にてレストラン「üchï(うち)」をオープン。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
Facebook→https://www.facebook.com/ayako.takahashi.1671

uchi→http://uchi.tokyo/

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