2024/5/24
六十路通過道中
「おばさん」から「おばあさん」移行期の、日々のささやかな楽しみ、喜怒哀楽を綴るエッセイ集。
穏やかなひとり暮らしを送る群ようこ氏も、本格的な高齢期である古希が目前となった。住空間をこれまでの2/3に減らした27年ぶりの引っ越しにともなう断捨離は、今後の生き方をあらためて考える機会に。
以下、内容一部。
・鏡に映るわが身を見て「見事におばあさんじゃないか」と、目の当たりにする自身の<おばあさん問題>(「鏡の中の老女とおばあさん問題」)
・いつまでも慣れないセルフレジの列にどきどきしながら並ぶ思い(「着物の手入れとセルフレジへの当惑」)
・際限なく流されるスマホ記事に覚える怒り(「スマホ記事とおばちゃんレッテル」)
・猛暑の夏、生長著しい雑草取りにぐったりしつつも奮闘(「カフェイン抜きと雑草とのにらみ合い」)
・愛猫を見送って以来、猫に接する機会のない中、外ネコの訪問に大興奮(「外ネコ探しとテラスの足跡」)
納得できる美容院にたどり着くまでのトライ&エラー(「美容院探しとヘアスタイル」)
他、ささやかだけれど豊かな日常を綴る全20章。