よみタイ

2024/5/24

六十路通過道中

群ようこ

判型
四六判ソフトカバー
頁数
216
ISBN
978-4-08-788103-5
価格
1,540円(10%税込)
発売日
2024年5月24日

「おばさん」から「おばあさん」移行期の、日々のささやかな楽しみ、喜怒哀楽を綴るエッセイ集。

穏やかなひとり暮らしを送る群ようこ氏も、本格的な高齢期である古希が目前となった。住空間をこれまでの2/3に減らした27年ぶりの引っ越しにともなう断捨離は、今後の生き方をあらためて考える機会に。

以下、内容一部。
・鏡に映るわが身を見て「見事におばあさんじゃないか」と、目の当たりにする自身の<おばあさん問題>(「鏡の中の老女とおばあさん問題」)
・いつまでも慣れないセルフレジの列にどきどきしながら並ぶ思い(「着物の手入れとセルフレジへの当惑」)
・際限なく流されるスマホ記事に覚える怒り(「スマホ記事とおばちゃんレッテル」)
・猛暑の夏、生長著しい雑草取りにぐったりしつつも奮闘(「カフェイン抜きと雑草とのにらみ合い」)
・愛猫を見送って以来、猫に接する機会のない中、外ネコの訪問に大興奮(「外ネコ探しとテラスの足跡」)
納得できる美容院にたどり着くまでのトライ&エラー(「美容院探しとヘアスタイル」)
他、ささやかだけれど豊かな日常を綴る全20章。

群ようこ

むれ・ようこ●1954年東京都生まれ。日本大学藝術学部卒業。広告会社などを経て、78年「本の雑誌社」入社。84年にエッセイ『午前零時の玄米パン』で作家としてデビューし、同年に専業作家となる。小説に『無印結婚物語』などの<無印>シリーズ、『しあわせの輪 れんげ荘物語』などの<れんげ荘>シリーズ、『今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和』などの<パンとスープとネコ日和>シリーズの他、『かもめ食堂』『また明日』、エッセイに『ゆるい生活』『欲と収納』『還暦着物日記』『この先には、何がある?』『じじばばのるつぼ』『きものが着たい』『たべる生活』『小福ときどき災難』『今日は、これをしました』『スマホになじんでおりません』『たりる生活』『老いとお金』『こんな感じで書いてます』『捨てたい人捨てたくない人』『老いてお茶を習う』『六十路通過道中』、評伝に『贅沢貧乏のマリア』『妖精と妖怪のあいだ 評伝・平林たい子』など著書多数。

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