2024.10.13

大好評連載『さいごの恋』、描き下ろしを加えいよいよ単行本発売。著者の野原広子さんのコメント紹介！

発行部数累計24万部（紙・電子書籍）を超えた『妻が口をきいてくれません』、離婚後の家族の問題に切り込んだ『今朝もあの子の夢を見た』と話題作を送り続ける野原広子さん。休養を経て連載した「さいごの恋」は大好評のうちに連載を終了しました。主人公の中年女性、西村清美の恋の行く末が描かれる後半部を加筆した単行本の発売を前に、野原広子さんが読者の方々へ向けてコメントを寄せてくださいました！

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私自身が数年前からの更年期の不調で限界に達し、
仕事も休養宣言させていただき、
しばしペンを握ることができなかったのですが。

「さいごの恋」は私自身の更年期休養からの復帰作。
中年ならではの、体調不良、家庭環境、社会的立ち位置…などなど
「自分の人生これでよかったんだろうか？」とふと思うこともある年代。
そんな中年の皆さんが、
少しでも顔を上げることができるような作品を書きたかった。

そして、私自身、清美を描くことで前を向けるようになり、
清美を描くことがとても楽しかったのです。

「さいごの恋」多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　野原広子

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主人公の西村清美は46歳。教師として忙しく働きながら、恋愛にも結婚にもさして興味もなく過ごしてきましたが…