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コンビニ食もOK! 育毛の専門医が教える「髪が生える食べ物」ウソ・ホント

●朝食はトースト+コーヒーが多い

 朝は夜間の飢餓状態から体を目覚めさせるため、少量なら糖質を摂ってもかまいません。栄養補充の視点から、食パンよりは全粒粉パン、野菜類や卵をプラスする、などバランス配分には工夫しましょう。マーガリン(加工植物油製品)はトランス脂肪酸が含まれていて悪玉コレステロール値が高くなる、といった問題もあるので、トーストに使うならオリーブオイルや少量のバターがおすすめ。
 もしもダイエットもしたいのなら、パン類はやめて、サラダ、卵などミネラル、タンパク質を摂取し、ココナッツオイルを大さじ1杯入れたコーヒーを飲むのもいいでしょう。ココナッツオイルは脂肪燃焼回路を動かしてくれるため、脂肪燃焼しやすい体質に導くおすすめのオイルです。
 またコーヒーにはミルクを入れてもOK。ミルクにも乳糖は含まれますが、砂糖に比べたら気にするほどのものではありません。

(イメージ画像/写真AC)
(イメージ画像/写真AC)

●栄養バランスを考えて、足りない分はサプリで摂れば大丈夫?

 仕事で忙しかったり、料理するのが面倒だから、とサプリメントを利用するのもいいのですが、やはり栄養は食事で摂るほうが体内に吸収されやすく、組成に利用される率も高いのです。面倒な時はスーパーやコンビニの出来合いのものでいいので、なるべく食事で栄養を摂るようにしましょう。サプリメントはあくまでも不足を補うものであり、体のいい状態をキープしたり、あまり栄養が摂れなかった時に利用するものと心得て、基本の食事をおろそかにしないことが大切です。

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いかがでしたか? 髪だけでなくダイエットや体全体の健康にも効果的な食事術の紹介でした。
ぜひ毎日の食事の参考にしてみてくださいね。

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新刊紹介

田路めぐみ

神奈川県出身。平成9年、東京大学医学部医学科卒業。
日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本頭蓋顎顔面外科学会会員、日本外科学会会員。
虎の門病院外科レジデント修了後、東京大学形成外科医局に入局。帝京大学、東京大学、国立国際医療センターにて形成外科の研鑽を積み、焼津市立総合病院、国保旭中央病院にて形成外科科長を務める。その後国立がんセンター東病院頭頸科、せんぽ東京高輪病院(現JCHO東京高輪病院)形成外科を経て、2014年より、松倉クリニックに勤務。
美容のみならず形成外科・再建外科医としても活躍し、その幅広い臨床経験から、患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ総合的な診療を得意とする。
自らの薄毛経験も活かし、身体全体とストレスまで考慮した総合育毛治療がクリニックでも人気を呼んでいる。

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