【4位】地下アイドルとの衝撃の〈ぬいぐるみ〉セックス?!──AV男優しみけんのセックスハウツーを頼った理由 ／「シン・ゴールデン街物語」（山下素童）

「シン・ゴールデン街物語」は、類まれな観察眼と描写力から生まれる文章で熱狂的なファンを抱える風俗ライター・山下素童さんの私小説連載です。
舞台は、いま新しいお店や若いお客さんが増えているという「新宿ゴールデン街」。
そこで出会った人々との交流について綴られます。

「地下アイドルとの衝撃の〈ぬいぐるみ〉セックス?!──AV男優しみけんのセックスハウツーを頼った理由」（6月7日配信）は、地下アイドル「セナさん」との衝撃のエピソード。

著者の山下さんが店番に立つプチ文壇バー『月に吠える』に、サンリオの人気キャラクター「シナモン」のぬいぐるみを抱えて入ってきたセナさん。
閉店後に新大久保の自宅へ一緒に帰ることになった二人とシナモンは……。

シナモンの耳の先っぽで頬を軽く叩いただけでセックスがしたくなるなんて、そんなことがあるだろうか、と思ったが、彼女は嘘をつくタイプではなかったから、本当にそうなのだろうと思った。僕も試してもらおうと思い、彼女にシナモンを渡して、2度3度、耳の先っぽで頬を叩いてもらった。さすがにセックスをしたいと思うまではいかなかったが、確かに他にはない気持ちよい感触だった。

「毎回一気読みしてしまう」「人間のどうしようもなさが表れていてたまらない」など、独特の世界観にハマる人が続出中の本連載。
web連載の人気回に書き下ろしを加えた単行本『彼女が僕としたセックスは動画の中と完全に同じだった』が7月26日に発売されます。
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