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異例の白い歯の持ち主・新庄剛志は来季どこかの球団にいるのだろうか〜新庄剛志(元プロ野球選手)

広島カープを、プロ野球を、いやいやスポーツ界をこよなく愛するイラストレーター、オギリマサホ。その愛ゆえか、職業柄か、なんだか気になる、なんとも魅かれる、スポーツ選手たちの顔、顔、顔……見渡せばスポーツ界にはイケてる顔面が大豊作。愛すべきその面々、ちょっと斜め下から分析しちゃいます!
新庄剛志(しんじょう・つよし)●1972年長崎県生まれ。高校3年時、1989年のプロ野球ドラフト会議にて阪神タイガースから外野手として5位指名を受け、翌年プロ野球入り。日本では、阪神タイガース、北海道日本ハムファイターズに所属。2001年にはMLBのニューヨーク・メッツと契約してメジャーリーガーとなり、2002年には日本人選手として初めてワールドシリーズ出場を果たした。 2006年限りで現役引退を表明していたが、2019年に自身のインスタグラムにて、トライアウトを受験し現役復帰を目指すためトレーニングを始めると発表、同年11月27日付でNPBより自由契約選手として公示された。現役時代の数々の珍プレー好プレー、公私にわたる破天荒なふるまいなど、スポーツ界においても世間的にもその話題に事欠くことのない稀有な存在。

どんな芸能人よりもまばゆく輝く白い歯を手に入れた新庄

久々に「芸能人は歯が命」というフレーズを思い出した。ダウンタウンの番組(フジ系「ダウンタウンなう」2020年9月25日放送)に出演する新庄剛志を見ての感想である。ギャラの金額や整形話などをあけすけに語って笑う新庄の口元には、以前と同じく真っ白な歯が光り輝いていた。

「以前と同じく」と書いたものの、新庄の歯はいつからここまで白かっただろうか。
というのも1990年、阪神に入団した頃の新庄の歯はまだ普通であり、八重歯も健在だったからだ。その後だんだんと歯が白くなりはじめ、2001年にニューヨーク・メッツへの移籍を発表した時には、歯並びも現在のようにビシッと整っていたように思う。この「真っ白い歯」については新庄自身がテレビ番組で語っており(TBS系「櫻井・有吉THE夜会」2020年9月3日放送)、それによると阪神に在籍していた23歳の時、2000万円以上かけてスウェーデンから取り寄せた総セラミック歯に替えたとのことである。

冒頭で「芸能人は歯が命」と書いた。ならばプロ野球選手も同様であろうと単純に考えがちだが、実は大抵の選手の歯は「真っ白」ではない。マウスピースを着用したり、かみ合わせを整えたりするなど、プレーに影響する歯科治療は行っても、審美的な目的で歯を整える選手はそうそういないからである。今では「真っ白い歯」の印象が強い清原和博も、そのような歯になったのは引退直前のオリックス時代のことであった。バリバリの現役時に「セラミックの真っ白い歯」にするというのは、大変異例のことなのだ。
 

しばしば周囲の予想のはるか斜め上の言動をとるので目が離せない
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新刊紹介

オギリマサホ

1976年東京都出身。イラストレーターとしてシュールな人物画を中心に雑誌や書籍などで活躍。中学1年までは巨人ファンだったのが、中2のときに投手王国・広島カープに魅せられ、広島ファンに転向。そのカープ愛が炸裂するイラストエッセイ『斜め下からカープ論』を刊行。野球のみならず、広くスポーツ界を愛している。
Twitter@ogirim

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