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全国の中年の心を未だ躍らせる永遠のサッカー小僧、キング・カズ〜三浦知良(サッカー選手)

広島カープを、プロ野球を、いやいやスポーツ界をこよなく愛するイラストレーター、オギリマサホ。その愛ゆえか、職業柄か、なんだか気になる、なんとも魅かれる、スポーツ選手たちの顔、顔、顔……見渡せばスポーツ界にはイケてる顔面が大豊作。愛すべきその面々、ちょっと斜め下から分析しちゃいます!
みうら・かずよし●1967年静岡県静岡市出身の現役プロサッカー選手。2020年7月現在、Jリーグ・横浜FC所属。ポジションはFW。国内外受賞多数。国内における最年長プロサッカー選手であると同時に、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手として活躍中。
日本国籍の選手で最初にブラジルサッカー界で活躍・成功し、海外のクラブでプレーする日本プロサッカー選手の先駆け的存在であり、Jリーグや日本代表ブームなどを牽引し、国内でのサッカーを一気にメジャースポーツへと昇華させた大功労者。数々の輝かしい功績もさることながら、サッカーと向き合うシビアでストイックなプロ意識は多くの若手選手からの敬意を集めている。
ニックネームは言わずと知れたカズ、またはキング・カズ。

当たり前のことだが、子どもの頃、スポーツ選手はみんな年上の人だった。高校野球の選手でさえ、すごくお兄さんに見えたものだ。

ところが時の流れというのは速い。
その「お兄さん」が「同級生」になり、「年下の男子」となり、ついには「息子くらいの年」になってしまった。私は昭和50年生まれの学年なのだが、プロ野球では昨年、同い年の上原浩治(巨人)、福浦和也(ロッテ)が相次いで引退した。私にとっての「プロ野球選手みんな年下時代」の到来である。
山本昌(元中日・2015年に50歳で引退)が現役だった頃には、このような瞬間が来ることなど考えてもみなかったのに。

そんなわけで最近、自分よりも年上のスポーツ選手を見ると、ちょっとした安心感と「がんばれ」という激励の気持ちが湧いてくる。40代も半ばを過ぎてくると、普通の人ならば若い頃に比べて体力がガクンと落ちる。駅の階段を昇れば息切れし、脂っこいものは胃が受け付けず、にもかかわらずお腹の脂肪は増加の一途をたどる。この年になるまで競技の第一線で活躍するためには、並大抵ではない努力を要するはずだ。

現在44歳の私よりも年上の現役スポーツ選手としては、たとえばスキージャンプの葛西紀明(48歳)、大相撲序二段・華吹(50歳)などがいる。しかし何といっても筆頭に挙げられるのは“キング・カズ”ことサッカー・三浦知良ではないだろうか。

Jリーグ・横浜FCに所属する三浦は、今年2020年2月26日に53歳になった。

この日、Jリーグの公式ツイッターでは、三浦の誕生日を祝うコメントとともに、これまで三浦が所属してきたヴェルディ川崎、京都パープルサンガ、ヴィッセル神戸、横浜FCのプロフィールショット画像がツイートされた。
もちろん徐々に年齢を重ねてはいるものの、この人はいつまで経っても「カズ」のままだなぁ、というのが正直な感想であった。

鍛錬を怠らないスポーツ選手の顔面は年を重ねてもたるみとは無縁。キング・カズもしかり
鍛錬を怠らないスポーツ選手の顔面は年を重ねてもたるみとは無縁。キング・カズもしかり
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オギリマサホ

1976年東京都出身。イラストレーターとしてシュールな人物画を中心に雑誌や書籍などで活躍。中学1年までは巨人ファンだったのが、中2のときに投手王国・広島カープに魅せられ、広島ファンに転向。そのカープ愛が炸裂するイラストエッセイ『斜め下からカープ論』を刊行。野球のみならず、広くスポーツ界を愛している。
Twitter@ogirim

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