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池江璃花子の「福ボクロ」に、彼女の強さを見たような気がする〜池江璃花子(水泳選手)

前述の「報道ステーション」のインタビューでは、インタビュアーの松岡修造に対し、池江は目標を2024年のパリ五輪に据えていること、もし出場できなくても次の五輪を目指すことを語った。その目標に向けて、少しずつ前進しているのだ。

今月2日の公開練習後では、インタビューに応じた池江の快活な笑顔を見て、きっと今後復活を果たすだろうという確信を抱いた。その確信を支えるのが、池江のチャームポイントのひとつである右目尻と左鼻下のホクロである。

顔面図鑑というからには、ついホクロにまで目が行くのだが

昔から人相占いの一種として「ホクロ占い」というものがあるが、そのホクロ占いについての解説を見ると(山口素櫻「ホクロ占い・前編 顔のホクロでわかるあなたの運命 さあ 鏡とにらめっこ!」集英社『月刊セブンティーン』1976年7月号)、ホクロには黒くて色ツヤの良い「活きボクロ」と茶色っぽくて色ツヤの悪い「死にボクロ」があるという。

池江のホクロは両方とも「活きボクロ」である。この雑誌記事によれば、目尻下のホクロは「ここの肉付きがよくてホクロがある人は、なにごとも精力的でしかも明朗。結婚後は満ち足りた生活を送ることができます。また心もとても素直で純情です」、鼻下のホクロは「ここにホクロのある人はすばらしい。別名“福ボクロ”といって、一生食べることに困らないホクロです。そして財産もでき他人からうらやまれるような生活ができます」とのことである。

今後の池江の活躍を保証するようなホクロではないだろうか。
公開練習後のインタビューの際、色紙に「強い女性になる!」と書いた池江。
しかし、あなたはもう十分強い、と思う。その強さを4年後のパリ五輪で見られることを願ってやまない。

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オギリマサホ

1976年東京都出身。イラストレーターとしてシュールな人物画を中心に雑誌や書籍などで活躍。中学1年までは巨人ファンだったのが、中2のときに投手王国・広島カープに魅せられ、広島ファンに転向。そのカープ愛が炸裂するイラストエッセイ『斜め下からカープ論』を刊行。野球のみならず、広くスポーツ界を愛している。
Twitter@ogirim

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