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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」
年間200食もの牛肉を食べるという、名実ともに肉バカ、小池克臣が日々蓄えてきた肉への愛、知識、体験……そのすべてを注ぎ込む究極の肉コラムがここに。肉好きはもちろん、そうでなくても知っておくべき肉のあれこれが満載!

安くてウマすぎる創業70年の老舗焼肉店は、育ち盛りの子連れでも安心会計!

以前、“安くて美味しい焼肉店がひしめく江東区・大島”エリアの中で紹介したお店の1つ、【焼肉スタミナ苑】を憶えているだろうか。
日本一有名な焼肉店である東京・鹿浜の【スタミナ苑】とは全く関係がないお店だが、実は創業が昭和25年という超老舗で、地元のお客さんを中心に愛されている。

老舗の焼肉店に多くみられるスタイルは、正肉の肉質はそこそこで、代わりにオリジナリティのあるタレのクオリティが高い、というものだ。
そしてホルモン全般の仕入れの強さもある。

焼肉スタミナ苑もその条件にあった焼肉店であったが、久しぶりの訪問で感じたのは正肉のクオリティが格段に上がっていること。
たまたまではない。
間髪入れずに2週間後に再訪したが、やはり正肉が抜群に旨い。

キレイな霜降りが入っているが、クドさがなく舌の上でスーと儚く消えていく感じがする。
そして、舌を包み込むような赤身のコクと旨味は、去勢ではなく雌のものだろう。

食べるほどに、もっと食べたくなるほどだ。

下町の超老舗だが、家族や女性のみでも入りやすい雰囲気
下町の超老舗だが、家族や女性のみでも入りやすい雰囲気

コロナ禍ゆえに、焼肉好きで大勢集まるような会が出来なくなった代わりに、肉バカも家族焼肉が以前にも増して増えた。
そして、大事な家族でお店の網を囲む時間の素晴らしいこと。

今回は食べ盛りの息子を抱える肉バカ一家でも、気軽に満喫できる焼肉スタミナ苑の内容を紹介したい。

焼肉のスターターといえばタン塩。
タン塩だけでも6種類ほどの豊富なメニューがあるが、味と値段のバランスが最高なのが上タン塩。
和牛ではないが、臭みもなくサクサクとした食感が心地良く味付けも申し分ない。

これで1450円というのが信じられない。

少し強めの味付けが下町焼肉らしく、これがまたたまらない
少し強めの味付けが下町焼肉らしく、これがまたたまらない

続いて、進化した正肉を味わうなら上ロースがオススメ。

部位は日によって違うが、柔らかな肉生地を咀嚼すると濃厚な旨味の詰まったジュースが溢れ出てくる。
丁寧なカットで舌触りも完璧で、ぜひタレで味わって欲しい。

我が家の子供達はこの上ロースばかりを食べているくらいだ。

ちなみに上ロースは1人前1800円。
これは絶対的に安い。

食べまくる子供の姿を見ても、お会計にドキドキしないで済むのはお店のおかげだ(笑)。

安さそのままに肉質をここまで上げるとは……恐るべし
安さそのままに肉質をここまで上げるとは……恐るべし
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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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