2020.6.19
あの超名店・誇味山の和牛が1000円以下で! 天才が仕掛ける安ウマ焼肉店が登場!
焼肉業界を離れていた天才が2019年1月に戻ってきた。
西麻布の地で、新しいタレ焼肉の世界を作り上げたのだ(詳しくはこちらを参照)。
それから約1年半、天才は新たな和牛好きのオアシスを作った。
2020年6月13日、「誇味山」の2号店として神楽坂に「誇味山 奏」をオープンしたのだ。
お店は建物の1階と2階。
1階は丼ものの専門店で、炭火焼肉丼をはじめ、牛丼とカレーの相がけのカレギュウや和牛肉うどん、和牛すだち冷麺などが食べられる。
大勢でワイワイガヤガヤというより、少人数でサッと行って、パッと食べるというスタイルだ。
使っているお肉は、西麻布の誇味山と同じ個体。
それでいて、これらのメニューが全て990円(税込み)というのには心底驚かされる。
誇味山は長期肥育された上質な雌牛を1頭買いしているので、味に間違いはないが、焼肉には使いにくい部位を丼ものとして提供するからこそ、こんな非現実的な世界が誕生するのだろう。
炭火焼肉丼は、ご飯の上にたっぷりの焼肉が乗せられ、卵黄がトッピングされている。
一般的な焼肉よりもあえて薄切りにした和牛を炭火で焼くことで、食べた瞬間に炭火の香ばしさが口に広がる。
また、丼ものには欠かせないタレも抜群に旨い。
これがご飯と和牛の橋渡しをしてくれるのだ。
世田谷・用賀の「ら・ぼうふ」に始まり、弦巻の「コソット」、そして「誇味山」と、込山さんの焼肉を15年以上食べてきているが、どのお店もガス火だったために、この炭火感と込山さんの焼肉とのコラボには衝撃を受ける。
このクオリティこそが天才の天才たる所以だろう。
ちなみに300円で肉増しも出来るので、次回からは肉増しもオーダーしてしまいそうだ。
さらにここで忘れてはならないのが、炭火焼肉丼にセットで付いている肉吸いの存在。
旨い和牛だからこそ成り立つ凝縮した旨味があり、炭火焼肉丼の合間に口に含むと、それは素敵なマリアージュを生み出す。