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コロナ自粛明けに必ず行きたい! グルメサイトを眺めているだけでは辿り着けない噂の名店(焼肉編その3~初台・梁山苑)

続いて上ハラミ。
和牛の上物がバーンと盛られてくる様は圧巻だ。

細かく入った純白のサシ、見た目からも伝わる鮮度の良さ。
思わず生で食べたくなってしまうが、良い子は必ず焼いて食べよう。
しっかりと表面を焼けば、ハラミの旨味が凝縮し、香ばしさのアクセントも加わる。

また、卓上に置かれた大きめの皿には自家製の特製タレがたっぷりと入れられ、レンゲで取り分けるスタイルなのだが、このタレとハラミの相性が抜群なのだ。

タレをまとったハラミを白米にバウンド。アドレナリン放出の瞬間だ
タレをまとったハラミを白米にバウンド。アドレナリン放出の瞬間だ

最近はカルビよりもロースが好まれる傾向があるが、梁山苑ではロースなどという女々しいメニューは置かれていない(笑)。
男気溢れるカルビが2種類だ。

まずは特上カルビ。
網目の細かなサシが縦横無尽に入った三角バラを使っている。

食べた瞬間に口の中に広がる脂は甘みの宝庫。
白米という名脇役を添えることで、特上カルビの良さを存分に味わえる。

最近は脂が強い部位が食べれなくなった、という逃げ腰の方には、特製タレにコチュジャンをたっぷりと加えることをオススメする。
さっきまで重たく感じた特上カルビの脂のしつこさをほとんど感じなくさせてくれるから不思議なものだ。

大きな声では言えないが、実は肉バカも2枚目からコチュジャンを徐々に増やしている……。

コチュジャンを効かせたタレと特上カルビならではの甘みが口の中で絶妙に混じり合う
コチュジャンを効かせたタレと特上カルビならではの甘みが口の中で絶妙に混じり合う
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新刊紹介

小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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