2019.7.12
暑すぎる夏に絶対に欠かせない焼肉と冷麺の黄金コンビ
タンは薄切りよりも厚切りが好き、という厚切りラバーには厚切りタン塩がある。
周りを焦がさずに中まで火を入れるために、何度かひっくり返しながら焼くのが良いだろう。
完璧に焼けた暁には、サクッとした歯切れと噛むごとに旨味のジュースが押し寄せてくる。
手間と愛情をかけた分だけ、厚切りのタンは美味しくなって応えてくれるのだ。
上質なものほど仕入れが困難な為、いつもあるわけではないが、ヒレが入荷している時には、ぜひともオーダーしたい。
特にシャトーブリアンであれば厚切りがオススメ。
雌牛特有の繊細で甘みのある美味しさがぎゅうぎゅうに詰め込まれたシャトーブリアンは、一口食べれば叫ばずにはいられない。
唇で噛み切れてしまいそうなほどの繊細さにも驚くだろう。
ヒレの中でも真ん中の部分をシャトーブリアンと呼ぶが、その隣の部分も当然美味しい。
こちらはタレがオススメで、繊細な食感はそのままに、赤身のコクと風味がしっかりと感じられる。
焼き過ぎないように弱火でふんわりと焼いてあげてほしい。
赤身好きには、ヒレ以外にも赤身のメニューがある。
シンシンやトウガラシなど、日によって部位は違うが、赤身好きを唸らせてくれる。
繊細なヒレの後は、味わい的には対極にある上カルビはどうだろうか。
肉バカがユッチャンの焼き物のメニューの中で一番好きなのが、この上カルビだ。
霜降りの美しいザブトンを贅沢に使っているにもかかわらず、これまた1000円台という信じられない値段で食べることが出来る。
強火でさっと炙るように焼くのが美味しく、口の中でほどけるように消えていくが、脂の重たさがないのも上質な雌牛を使っている証。
4人でいくなら最低4人前はオーダーして欲しいくらいのメニューだ。
ハラミの中でも、特選ハラミが入荷している時は外せない。
値段も少し張るが、黒毛和牛の上物をがっつり食べることが出来る。
甘みのあるサシがしっかりと入っていて、太い肉繊維を噛み切ると、野性味溢れる食感が心地良い。
噛むほどに旨味が爆発し、興奮も最高潮に達するだろう。