2024.5.6
教育虐待を知っていますか?【逃げる技術!第14回】子どもの意思を大切に
記事が続きます
保護者が子どものことを自分の「作品」のように感じている、人の「評価」を気にする、子どもを他人と「比較」する、周囲に受験をする人が多いといった「環境」に巻き込まれて不安になる、といったことが教育虐待の特徴に挙げられるのですが、夫の状態はこれらすべてにあてはまっていました。
武田さんいわく「子どもが嫌だと思った場合に、親の機嫌をうかがうことなく『ノー』といえる信頼関係があれば」健全で、そうでないならば教育虐待が疑われるそうです。
我が家では配偶者のわたしすらノーといえない状況でしたし、子どもの反応も、泣くだけでなく、チック、毎日の嘔吐、不眠、夜泣きなど、身体に症状が出ており、明らかに限界を超えていました。
いまふりかえると3歳と6歳の小さな子どもに、なんてかわいそうなことをしてしまったのだろう、と反省しています。家を出たいまはどの症状もなくなって、とてもすこやかになりました。手遅れになる前でよかった、と思います。
パートナーのモラハラ・DVを疑うようになったら、同時に、子どもに「教育虐待」をしてしまっていないか自己点検を。「教育」を材料に、あなたやお子さんがコントロールされてしまっていませんか?
記事が続きます
さて、次回は、加害と依存症の類似点について書きたいと思っています。
当連載は毎月第1、第3月曜更新です。次回は5月20日(月)公開予定です。
記事が続きます