2020.10.26
おしゃれとは「マーケティングとイノベーション」である〜ドラッカー方法論で成り立つファッションロジック
MBの「ドレスとカジュアルのバランス」はドラッカーから来ている
私が「MB」としてファッションアドバイザー・プロデューサーをスタートさせたのは2012年。
そこから実に10年ほどの時間が経っていますが、書籍は現在累計150万部以上売れており、YouTubeは開設1年で25万人以上の登録者、有料メルマガはホリエモンと毎月、発行部数日本1位の座を競っており、会社の売上はわずか数名ながら年商10億円を超えています。
私はこうした会社の運営や自身のコンテンツに関してはドラッカーの方法論を採用しています。
どっぷりのドラッカー信者であり、大学でも専攻していたことから、心身ともにドラッカー思想に浸かっています。意思決定や判断基準は全てドラッカーに基づくものであり、そこから逸脱したことはおそらくほとんどありません。
まったくの無名状態で才能もお金も環境も後ろ盾も何もなかった「MB」がここまで歩みを進めるのに役立てたものは、ドラッカー「だけ」と言っても過言ではありません。
さて、話は少し逸れますが、MBとしての根幹となるファッションロジックは「ドレスとカジュアルのバランス」。
私はこれを実に10年ほども主張し続け、ようやく社会にある程度浸透してきたのではないかと実感しています。今ではほぼすべてのメンズファッション・インフルエンサーが私の「ドレスとカジュアルのバランス」理論を引用しており、日本で初めて、おしゃれの感覚を言語化することに成功したのではないかと思っています。
種明かしになってしまいますが……実はこの「ドレスとカジュアルのバランス」という法則もドラッカー理論から導き出されたものなのです。
もちろんドラッカーはファッションの専門家などではありません。経済学者であって、その著書にはファッションのファの字も出てきません。
では私、MBは一体ドラッカーのどこからファッションロジックの着想を得たのか。
今回はマジックの種明かしみたいな話です。