2020.8.31
なりたい自分になるために絶対的に必要な「滅私」の考え〜MBの根底に今もある「滅私」
そんなMBさんを導いた「滅私」の思想とは?
少し難しい観念的な話ですが、今もMBさんの根底を支える重要ファクターです。
本当は「私」なんてものは存在しない
仕事をするうえで、生きるうえで、「滅私」という言葉をとてもよく意識しています。
滅私とは仏教用語としても使われる言葉ですが、今回はこの言葉の意味を解きほぐしながら、仕事や人生に対するとても大事な考え方を書いていきましょう。
私を滅する……字面を見ると「私欲を捨てろってことだろうな」と想像できると思いますが、仏教が持つ「滅私」の考え方はもう少し深いところにあります。
滅私に繋がる言葉として、「生々流転」もしくは「諸行無常」があります。
仏道ではすべてのものは常に移り変わっていき、永遠に変わらないものなどないと説いています。
「形あるものは全て壊れる」わけで、今現在目の前にあるPCも分解してみるとパーツの集合体でしかなく、またそれらパーツも材料まで遡ることができます。さらに未来を見ればPCが朽ちて分解された時、全く違う形となっているかもしれません。
そしてそれは私たち自身もそうですね。
たまたまこの時このタイミングで「私」が形成されているわけですが……我々は命尽きれば灰になったり、動物や植物の糧となったり、生々流転と移り変わっていくわけです。
その意味で、
「私」なんて本当は存在しない
これが仏道の考え方です。
我々が「私」と勝手に認識しているだけで、本来全てのものは移り変わっており、固定された観念や存在などは人間の幻想に過ぎないわけですね。
そしてこの
〜「私」なんて本当は存在しない〜
この考え方を頭に入れておくと、生きるのがとても楽になるのです。