2021.12.7
イタリアで迎えるクリスマス
イタリアのクリスマスは、12月8日から1月6日です。
ミラノの守護聖人の祝日が12月7日。
この日から伝統的なパスティチェリアではパネットーネが売り出され、
本格的なクリスマスシーズンに入ります。
パネットーネは、本来、クリスマスシーズン限定のお菓子。
ところが、ミラノの日本領事館のそばに、
一年中手作りのパネットーネがいただける老舗のお菓子屋さんがあります。
パネットーネ好きなイタリアの友人に、サプライズとしてクリスマス時期以外にお持ちして、
喜んでいただいたこともありました。
お薦めは、パイナップル味。
甘みと酸味のバランスが絶妙で、癖になる味わいです。
ハロウィーンが終わって11月に入ると、スーパーマーケットではパネットーネやパンドーロが山積みになっています。
イベントの移り変わりのサイクルの速さが日本の様ですが、私も早速購入し、クリスマス気分盛り上げました。
イタリア人にとってのクリスマスは、家族と一緒に過ごすのが習慣です。
日本のお正月の様です。
我が家のクリスマスは、北はトリノ、ミラノから、南はナポリから家族が集まり賑やかです。
コロナウイルスのため、昨年は離れ離れで過ごしましたが、今年はどうなるのでしょう?
ごく普通に、家族や親しい人が集まる事が出来る幸せ。
毎日、毎年を過ごせることの大切さをあらためて感じます。
クリスマスの飾り付けも楽しみの一つです。
門扉での飾り付けに必要な飾り付けの松ぼっくりや杉の枝などは、犬のクマと散歩しながら探します。
クリスマスツリーの飾りがそれほど多くないので、目につく表面だけに飾りを付け、
ツリーの裏側は電飾だけなんです……。
アッシジやミラノで、様々なイルミネーションを見るのもこの時期ならでわの楽しみです。
気温が低い夜は、帽子、手袋、そしてマスク着用の重装備で出かけます。
12月特有の冷たく冴えわたる空気と、漆黒の夜空を背景にした光の数々を楽しみながら……。