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畠山理仁「アラフォーから楽しむ選挙漫遊記」
20年以上、国内外の選挙の現場を多数取材している、開高健ノンフィクション賞作家による“楽しくてタメになる”選挙エッセイ。

前回の第39回ではコロナ禍の選挙が始まって1年以上。その間に起きた変化と、いまこそ考えておきたい選挙の重要性についてお伝えしました。

今回は、6月20日投開票の静岡県知事選挙。3日の告示をうけ、一騎打ちとなるふたりの候補の選挙戦を取材。最速レポートでよ~くわかる、静岡県知知事選挙の争点とは?

「リニア問題」で一騎打ち! 3日告示の静岡県知事選挙、週末800キロの大移動ルポで見えたもの

今回はまさに一騎打ちの静岡県知事選。争点のひとつは「リニア問題」だ。 (撮影/畠山理仁)
今回はまさに一騎打ちの静岡県知事選。争点のひとつは「リニア問題」だ。 (撮影/畠山理仁)

東京との往復400km、県内での移動距離約400km、合計800kmの静岡県知事選漫遊記

 静岡県は、けっこう広い。だから選挙に立候補している「すべての候補者に偶然出会う」ことは難しい。しかし、今回の静岡県知事選挙(6月3日告示・6月20日投開票)に立候補したのは2人だ。しかも、今回は両陣営がTwiterやFacebookなどのSNSを通じて選挙期間中の遊説日程を公開している。だから有権者が「会おう」と思えば「すべての候補者」に会いにいけるのが特徴だ。

【静岡県知事選挙・候補者のTwiterリンク/立候補届出順】
川勝平太候補(おおむね前日午後9時更新)

岩井しげき候補(おおむね当日午前7時更新)

 県知事選の選挙期間は、日本の選挙の中では最も長い17日間。日程的にもかなり余裕がある。つまり、自分の目で実際の候補者や応援者の様子を見て、じっくり吟味することができる。これはかなり贅沢な選挙戦だ。
 実際の候補者を自分の目で確かめずに投票に行くのはもったいない。有権者のみなさんには、ぜひ、両候補の演説を聞き比べてみてほしい。そうすれば、自分が賛同できる点や足りない点などが見えてくるはずだ。そして、自分の意見をぜひ各陣営に伝えてほしい。そうすることが、この先の政治を良くすることにつながっていく。
 東京都民の筆者に選挙権はないが、告示後最初の週末となる6月5日(土)と6日(日)の2日間、静岡県にお邪魔して両候補の演説を聞いてきた。できる限り人との接触を避けるため、一人で車を運転して行った。今回は往復400km。静岡県内での移動距離約400km。合計800kmの選挙漫遊である。

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畠山理仁

はたけやま・みちよし●フリーランスライター。1973年生まれ。愛知県出身。早稲田大学第一文学部在学中の93年より、雑誌を中心に取材、執筆活動を開始。主に、選挙と政治家を取材。『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で、第15回開高健ノンフィクション賞を受賞(集英社より刊行)。その他、『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える!』(集英社)などの著書がある。
公式ツイッターは@hatakezo

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