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政治家も有権者も全国民に読んでほしい! 17歳「若者党」党首のキラキラした本気の言葉

1000枚近くある政治家や候補者の名刺は、すべて直接いただいたもの!(撮影/畠山理仁)
1000枚近くある政治家や候補者の名刺は、すべて直接いただいたもの!(撮影/畠山理仁)

選挙事務所で「18歳未満は来ちゃいけない」と言われた候補者は落選!

「これをみてください」

 今回取材するにあたり、西田さんはいろいろなものを持ってきてくれた。そのうちの一つがカードホルダーだ。ポケモンカードでも入っているのかと思って開いてみると、中はすべて政治家や候補者の名刺だった。それが1000枚近くある。

「すべて僕がお会いした政治家の方や候補者の方から直接いただいたものです」

 首相経験者の名刺も複数ある。名刺ジャンケンをしたらかなり手強い相手だ。

「一番楽しいのはポスター集めですね。24人が立候補した四街道市議会議員選挙の候補者全員のポスターを集めた時の達成感はすごかったです。みなさんにもぜひ勧めたい」

 西田さんは選挙追っかけをとても楽しそうに語る。でも、嫌な思いをしたことはないのだろうか?

「政治家や選挙事務所を訪ねると、多くの場合は『若いのに珍しいね』と喜んでもらえます。『頑張って』と励ましてもらうこともあります。でも、なかには『若い人は全然政治に興味を持たないんだよな!』みたいな若者への愚痴を僕に言ってくる事務所もありました。『18歳未満は選挙事務所に来ちゃいけないんだよ』と言われて追い出されたこともありました」

 それは興味を持って事務所を訪ねてきた若者に対してひどすぎる対応だ。大人を代表して謝りたい。ちなみに、そんな対応をした事務所の候補者はどうなったのだろうか。

「落選しました」

 ですよね〜。

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畠山理仁

はたけやま・みちよし●フリーランスライター。1973年生まれ。愛知県出身。早稲田大学第一文学部在学中の93年より、雑誌を中心に取材、執筆活動を開始。主に、選挙と政治家を取材。『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で、第15回開高健ノンフィクション賞を受賞(集英社より刊行)。その他、『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える!』『コロナ時代の選挙漫遊記』(ともに集英社)などの著書がある。またその取材活動は『NO 選挙, NO LIFE』(前田亜紀監督)として映画化された。
公式ツイッターは@hatakezo

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