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ダメ恋やめられる!? 〜発達障害女子の愛と性〜

気づけば男性が寄ってくる……モテる私は「勝ち組」か?

セフレ、二股、ヒモ、ホス狂い……「ダメ恋」をやめられないのは、私に男を見る目がないから!?
『私たちは生きづらさを抱えている』『発達障害グレーゾーン』などの著書があるライターの姫野桂さんが、発達障害女性たちの恋愛事情に迫るルポ連載。
前回は、不倫、離婚を経てポリアモリーとして生きるミナコさん(仮名)のお話を伺いました。
今回登場するのは、物心ついたときからモテ続けてきたというリナさん (仮名)です。

バイト先、塾の講師、いろんな男性から言い寄られる

 はっと目が覚めるようなオレンジ色のワンピースで待ち合わせ場所に現れたのはリナさん(仮名・34歳)。会社員を経て、2年前からコンサル業を起ち上げて独立した。
 彼女に発達障害の一種であるADHDの診断が下りたのは会社員として働いていた27歳の頃。遅刻しがちだったり仕事中に眠くなることが多く、これが続くといつか大きなミスをして「ダメな奴」の烙印を押されそうだと思いクリニックを受診したという。実は、この取材も一度は日程を間違えて別の日に来てしまったほど、うっかり癖があるようだ。

「遅刻癖や眠気に悩んではいたのですが、発達障害かどうかはあまり気にしていなかったんです。でも、新卒で入った会社を転職したあたりのタイミングで友達と旅行に行ったとき『時間にルーズだよね』と言われてしまって。私はむしろ、人のペースに合わせようと頑張っているつもりだったのに、ペースを合わせられていなかった。それで発達障害について調べたら当てはまることが多くて受診を決意しました」

 リナさんもまた、これまで取材してきた女性たちと同様に、常に彼氏が途切れないモテ系女子である。発達障害の特性でマルチタスクが苦手なため、学生時代にバイトしていた居酒屋では多くのミスをしていた。しかしそれを、他の男性スタッフが「放っておけない奴」としてフォローしていたため、女性スタッフからは「甘えている奴」という目で見られていたという。

「バイト先の先輩からもよく言い寄られていましたし、高校や塾の先生からも言い寄られることが多かったです。それで、うまく断れなかったりするので各コミュニティーで面倒くさいことになることはよくありました」

イラスト:にくまん子
イラスト:にくまん子
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姫野桂

ひめの・けい
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好き過ぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)、『生きづらさにまみれて』(晶文社)がある。


Twitter @himeno_kei

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