よみタイ

婚前同棲は、パートナー決定検討に役立ちすぎるお試し期間!

必読! 婚前同棲チェックリスト

しかし、「私の彼ピッピ、優しくて最高なのよ♡」だけでは、結婚の決め手には欠けます。
ということで、同棲中に下記の事項をチェックいたしました。

①経済面
 ・現在の年収
 ・勤務先の財務状況
 ・転職できるスキルをもっているか。
 ・貯金・借金状況

②生活面
 ・料理
 ・掃除
 ・清潔レベルの価値観
 ・酒癖

③お互いへの配慮
・金銭の決裁権
・私の仕事への配慮
・やりたいことへの同意

④家族計画
・子供は欲しいのか
・仮に子供ができた場合、何人?教育はどうしていくか?
・子育ては関与してくれるのか?(送り迎えなど)

⑤家族構成
・ご両親・きょうだいについて
・思想信条

同棲期間は1年と期限設定し、できる限り、彼の価値観を吸い上げたいと思っていた。

①経済面
最初から年収をきくのは下世話です。勤務先は普通にきけますから、早々に同棲前に取得。
私は彼の会社を存じ上げておりませんでしたが、調べたところ上場企業でありましたから、財務情報を取得し、財務分析を行いました。
もちろん、会社の業績と彼、個人の年収が一致するわけではありませんが、一つの基準として会社の評価を勝手にさせていただきました。
気持ち悪いって?いや、上場企業の財務情報、全世界に公開してんだから気持ち悪くもないだろう。
また、いくら業績がいい会社であったとしてて、いつ倒産するかわからない、いつリストラにあうかわからない。いつでも転職できる客観的なスキル・資格を持っているのか。
など、企業の面接官真っ青な気持ち悪い目で彼を調査していました。

②生活面
自炊・外食の価値観、掃除・清潔感の価値観について、これはドキドキしながらみていました。
箱入り娘の私も、同棲当初はがんばって料理をしていたものです。しかし、それも毎日の自炊から週3日から週1日へ減っていきました……無理はできないのです。
しかし、それを彼は「自炊なんてできない人だと思っていたから、最初毎日やってて怖かったんだよね」と自炊しないことを受け入れてくれました。(よかった)
清潔感についても、週1日掃除機かければいいよね。洗濯機?たまったらでいいよね。
とこれまた、運よく、大体一致したので生活していてのストレスがないことがわかりました。

結婚して7年目に現在入りましたが、お風呂洗いを率先して私がやっていたところ、褒めてくれました。

③お互いへの配慮
金銭の決裁権、お互いの仕事への配慮。
これも確認しました。結婚してからドケチになる夫もいるという話を聞いたことがありましたからね。理由のあるドケチならいいのです。将来のためにお金を貯めるための節約ならいいのですが、意味もなく、妻には自由にお金を使わせたくなくなるというモラハラというのもありますから、そこらへんの価値観は注意深く調査していました。

④家族計画
そもそも子供は欲しいのかいなか。欲しいなら何人なのか。
人数によって必要資金は変わってくるので、将来の家族計画についても結婚前に話し合いました。
あと、自然に妊娠できなかった場合は、治療をするのか否かも事前に確認しました。

⑤家族構成
私の家族構成と彼の家族構成を事前に確認。将来の介護問題も、まだ先とはいえ視野にいれなければなりませんから。

ということで、大きくこの5項目を同棲中に確認しました。
経済的な状況、生活の価値観、将来への価値観。
私というへっぽこな人間にとって、もったいない方ではないかと同棲期間に思えたわけです。
そして、期限設定していた同棲期間1年後に入籍。その年に妊娠。
現在、結婚7年目。
結婚後、不満もなく過ごしている。娘の教育面に関しても、事前にすり合わせていたため、もめることも今のところなし。

条件だけで結婚するんじゃねー。
という声が飛んできそうですが、しかし、気持ちだけでできないのも結婚ではないでしょうか。

人によって価値観は違いますが、結婚は、共に生きていくためのパートナー探し。
もしよかったら、私の同棲時のチェックリスト参考にしてみてください。

1 2

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Facebookアカウント
  • よみタイX公式アカウント

関連記事

新刊紹介

田村麻美

たむら・まみ●1984年埼玉県生まれ。立教大学経済学部卒業後、同大学院で経済学研究科博士課程前期課程修了。2015年に東京都足立区にTRYビジネスソリューションズ株式会社を設立し、税理士として活躍中。夫と娘の3人家族。自身の顔写真をカバーにしたデビュー作『ブスのマーケティング戦略』(文響社) は、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」を叶えるための戦略を論じた画期的なエッセイ。刊行直後から話題となりロングセラーとなっている。「ブス」という現実に向き合い、あきらめず、粘り強く努力を続けた経験から、「がんばるブスたちが輝く日本をつくりたい」という骨太のライフワークを実践中。
『ブスのマーケティング戦略』は、集英社文庫から好評発売中。

田村麻美HP
http://tamuramami.com/

週間ランキング 今読まれているホットな記事