2019.12.9
仕事や勉強にどうしても集中できない人へ~2つの対策と1つの意識
視界に入れないことが重要
仕事に勉強に、集中しようと思っているのに、いざ始めてみるとついつい他のことが気になってしまう……それはあなたの集中力や根気が原因なのではありません。
視界に「異なる目的を持つ物」が混在しているからです。
視界の端に漫画が入ってくれば、漫画は「面白いよー読んだ方がいいよー」と訴えかけてきます。
TVのリモコンがあれば「押して押して」と目的を果たそうとしてきます。
それはスピリチュアルでもなんでもなく、そのように商品設計されているからです。だからこそ仕事や勉強に集中したい時は目に見える位置から物を排除するのが有効です。
昔から「仕事が出来る人は机の上が綺麗」なんて言われますが、これはまさに今回の話の通り。
正確に言えば「出来る人は机の上を綺麗にしている」のではなく、「机の上が綺麗だから出来る」のかもしれません。
集中したければ周りにある物をまず隠すことから始めてください。
何もなく机しかないような部屋で、案外集中はできるもの。
全てを取り除くことは不可能だとは思いますが、少なくとも乱雑に散らかった部屋では集中できないのも当たり前です。
整理整頓、綺麗に整えることが集中力につながるのです。
ではどうしても片付けることのできない物はどうするか?
例えば勉強するためにいちいちTVをタンスの中に片付けたりしていては面倒です。その作業だけで時間を奪われてしまうでしょう。
そこで何でもいいので白い布などをかけてTVを隠すなどしてください。
肝心なのは「絶対にTVを見ない」などのルール付けではなく、「視界に入れさせないこと」です。
商品デザインが視界に入らないようになればその効果は激減します。
是非試してみてください。
インターバルタイマーで集中時間と休憩時間を管理する
またこれはメンタリストのDaiGoさんにお会いした際に教えてもらったことですが、「インターバルタイマー」を導入するといいでしょう。
私も書籍の執筆など特別集中して終わらせたい時にはこのタイマーを使います。
本来インターバルタイマーとはワークアウトの際などに使われるもので、集中時間と休憩時間をアラームで管理できるもの。
例えば私がよくやっているのは45分仕事をして15分休憩してまた45分仕事をして、と繰り返すセット。これをやるとかなり長時間集中力が継続します。
猪突猛進のごとく集中して仕事をしようとすると1時間少々で限界がきてバテてしまい、その後はだらだらと効率の悪い仕事を進めることになります。
これをどうにかしたいと相談したところ教えてもらったのが「インターバルタイマー」。
45分経ったら一度アラームが鳴り休憩タイムへ、その15分後にまたもう一度アラームが鳴り集中タイムへ、さらにその45分後にまたアラームが鳴り休憩タイムへ……と続けるようにタイマーセットができるのです。
そもそも人間の集中力はそう長く続きません。
小学校が45分授業、大学でも90分授業です。
2時間のセミナーで中だるみしない講義はありません。かならず皆1時間程度で能率が落ちるものです。
そして15分区切りで集中力の波があるというのも分かっているらしいのです。
15/30/45/60分の中で自分に合った時間単位を設定し、集中・休憩を繰り返すと、結果として案外長時間継続できるものです。
この「物の引力」と「タイマーでの時間管理」を活用すると集中力が向上し、日々の仕事や勉強の助けとなります。