よみタイ

MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」
特別な技術や才能、学歴がなくても結果を出すことはできる……地方のショップスタッフからスタートし、今や年商1億以上をあげるまでにいたったMBの仕事術とは? 自身の経験から培った、結果を出すための「特別な思考と行動」について語るMB的ビジネス成功論。

ビジネスが成功する秘訣は「感情」にある〜SHOWROOM前田社長が天才と言われる理由

どうして電子書籍は普及しないのか?

商売をする時、つい忘れてしまいがちなのが「感情」です。

私たちはすっかり現代的な合理主義に毒されてしまっていて「メリットかデメリットか」で物事をジャッジしようとします。
しかし、人間の行動原理は実は、合理よりも感情の方が強い
お金を出す商売においてもそれは同じです。

ビジネスの全てが合理だけで判断されるのならば、どうして紙の書籍は消えないのでしょうか?
現在書籍における電子版の割合は3割程度。これだけ利便性が高く、また、値段もペーパー書籍よりも基本的には安いのに、30%しか普及していないのです。
さらに言えば電子版のシェアは毎年確かに拡大していますが、実は伸び率自体は徐々に少なくなってきており、頭打ちの様相も呈しています。

合理的に考えて電子版じゃなく、紙を選ぶ理由ってあるでしょうか?
スペースをとらない、持ち運ぶ必要がない、値段が安い、様々なデバイスで快適に読める…
挙げればキリがないほど電子版のメリットは満載です。
にも関わらず、3割しか浸透してない現状をどう説明すればよいのでしょう?

実はこう主張する私も実は「紙派」だったりします。
どうも電子書籍で読むという習慣に慣れません。
紙をペラペラとめくって読む方がなんとなく心地よいし、何より「書籍を持っている」ことで著者さんに対するリスペクトや帰属意識を感じることができるのが大きいかな。
ここまで来ると合理ではなく、まさに感情ですね。

「人間は新しい習慣をなかなか受け入れないから」
「本を読むという古い習慣をなかなか捨てられないから」
なんて、もっともらしく説明もできるでしょうが、じゃあスマホは一体どうして浸透したんだ?と言われれば、ぐうの音も出ないはずです。

もちろん現代において合理性を否定することは有り得ませんが、人の購買行動には、合理だけでなく感情も大きな要素として含まれていることを忘れてはいけないのです。

どうしてZOZOのPBは売れないのか?

洋服でいえば、ZOZOのPB(Private Bland)製品。

ラインナップを見ればベーシックなニットやデニムやTシャツなど、誰もが持っているものを、低価格・高品質に提供してくれています。実際に買ってみると確かにデニムは素材が極上だし、フィット感もセミオーダーで形を整えてくれれるので理想に近いサイズ感も作れます。
…しかし何故かワクワク感がないのです。

確かに安くて高品質で、確かに便利なのですが…ソツのない綺麗な商品写真、シンプルすぎるデザインなど、「感情が刺激されない」。
確かにモノはいいけれど、これを着てデートに行って彼女が褒めてくれていい1日だった〜…となる図が想像できない。

満足度はあるけれど予想の範疇でしかなく、感情を刺激するに至らないのです。

例えば、ZOZOの中でも最近飛ぶ鳥落とす勢いで売れているセレクトショップ「nano・universe」。

街中を背景に歩いている、こうした商品写真はライフスタイルを想像させ、感情を刺激します。
「ああ、こんなおしゃれな人いるよな」
「こんな人になれたらなあ」
とワクワク感を生み出します。

いっぽう、ZOZOのPBは白バックの味気ない写真。
モデル感は出ますが、日常を連想させることができず、合理では正しいとわかっていても、想像力を掻き立てられないのですね。

これはあくまで一例にすぎませんが…合理的なメリットだけを積み重ねても、人間は買うには至りません。

最近の「サスティナブル(持続可能性)」なども同じですね。
「地球環境に優しい」なんて言われても、別に自分個人にとってのメリットには直結しません。
合理でいえば、サスティナブルなど商品説明に書くことすら邪魔なわけです。
しかし実情でいえば、今、海外のハイブランドは「サスティナブル」を意識しなければ、売上が下がるほど影響力の強いものとなっています。

1 2 3

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

関連記事

よみタイ新着記事

新着をもっと見る

MB

エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
公式サイトhttp://www.neqwsnet-japan.info/

Twitter https://twitter.com/MBKnowerMag

週間ランキング 今読まれているホットな記事