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MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」

カテゴライズの罪深さ〜日本人が「自動診断ゲーム」好きな理由

「らしさ依存」の裏には学校教育の洗脳がある

「らしさ」に身を寄せてくるのはまず「不安」があるからです。
「部長になったけど…部長ってそもそも何すればいいんだ?」「大学生になったけど…大学生って何すればいいんだ?」こうした不安からテンプレートを探し始めることが「らしさ依存」の始まり。
しかしそうした不安よりも先に、「学校教育の洗脳」が根深く我々の脳裏に住み着いて思考の邪魔をしているのだと感じます。

ああしなさい
こうしなさい
あああるべき
こうあるべき

考えてみればこうした正解主義的思考を子供の頃から延々と刷り込まれているではありませんか。
国語なんて様々な解釈があって然るべきなのに答えは単一のものしか用意されていない。
考える過程よりマークシートで答えに当たったかどうかのゼロイチで判断される。

皆同じ制服を着て、皆同じ時間に登下校させられ、皆同じ方向を向いて、皆同じ話を同じようにメモをとる。新卒社会人は皆同じようにリクルートスーツを着て、皆同じ時期に就職活動を始めて、面接では皆同じような受け答えをし、皆一様に上場企業入社を目指す。

日本のニュースは北朝鮮の隊列行進や喜び組を見て「あれは異常だ」と揶揄していますが…日本の就職活動や学校教育だってそんなに差はないんじゃないかな。
何より凄いのがこの構造に違和を感じる人の方が少ないという事実。
教育とはつまり洗脳ですが、我々の脳はすっかり洗脳によりとろけているのかもしれません。

もっともこれがメリットに働いていた時代ならば何も問題はありませんでした。
なるべく早くなるべく的確に、といった掛け算的な発想を求められた工業化時代ならば、唯一無二の正解をなるべく素早く的確に出せる人材が好まれたでしょう。
しかし今は工業の時代と異なり、自由な発想が求められるコンテンツの時代。

昔は「いかに早くパーツを組み車を作れるか」が競争力と成り得たが、現代では「いかに新しい概念を作れるか」が競争力と成る。
iPhoneは何故流行ったのか、googleはamazonは何故巨大企業と成り得たのか、そこには技術力を超えた「概念を作る発想力」が根底にあります。

日本の教育は「正解を探すこと」がテーマですが、欧米の教育は「考えさせること」がテーマです。
「とにかく早く、とにかく的確に」といった工業化時代なら日本の教育方法が強いでしょうが、現代においてモノやサービスが溢れ、概念やブランド力で競争をする時代においては日本のやり方はとにかく不向きです。どちらかというと「概念を作った人の”下請け”」にしかならないでしょう。

我々はこの「どこかに属する」「正解に身を寄せる」といった考え方を脱しなければいけない。

この数十年間で日本の競争力は地に落ちてしまっています。
それでも負けを認めたくない我々は「YOUは何しに日本へ」などの日本賛美のコンテンツを好み、傷を舐め合うことしかしない。最近「日本って素晴らしい」系のコンテンツを妙に見かけませんか? 没落しているという「認識」さえも放棄してしまえば、誰も「行動」を起こすことはないでしょう。
一体この先の将来この国はどんな結末が待っているのでしょうか…。

「日本」という大きな枠組みで語ってもピンとこないかもしれませんが…「あなた」という個人の幸せにも勿論直結しています。

正解主義やカテゴライズに依存している限り、あなたがあなたらしい幸せを獲得することは難しいでしょう。

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エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
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