よみタイ

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

気晴らしカフェタイムに最適。音楽好きも満足のブックトート

10年前に勤めていた会社を辞めてフリーランスになったとき、「よーし、これからはおしゃれカフェで仕事をする、おしゃれノマドワーカーになったるぞ!」と張り切ったものだ。
でも今の僕は、仕事のほとんどを自宅の自室のデスクでやっている。
カフェではどうにも気が散ってしまい、ほとんど仕事にならないということに、割と早い段階で気づいたからだ。
おしゃれノマドワーカー幻想は捨て、いかに自室で快適に働くかを考えている。

でも気分転換のため、カフェにはよく行く。
仕事が立て込んでいるときは、一応アリバイ的に折りたたみキーボードなんかも持っていくが、あまり使わない。
それよりも、カフェはリフレッシュタイムと割り切り、本でも読んだ方がその後の仕事は捗る。

そんな僕のカフェへのお供として、ちょうどいいバッグを見つけた。
中古レコードも充実した音楽ソフト販売の大手、ディスクユニオンが手がける書店“ブックユニオン”のブックトートだ。

小さなレコードバッグ型だから、なんだか気分が盛り上がる

僕はブックトートが好きで、いくつも持っていることは前に本コラムでも書いた。
ブックユニオンのブックトートも既にひとつ持っている。
でもそれは大きめのサイズで、ちょっと気晴らしにカフェへ本を読みに行くときには持て余す。
その点、今回見つけたこのブックトートは、単行本2〜3冊と小物を入れるのにちょうどいい小ぶりなサイズ。
本と財布、スマホ、アイコス、イヤホンを入れて肩から下げ、サッと出かけるのに最適なのだ。

ブックユニオンのトートはデザインが秀逸。
音楽好きの方ならわかると思うが、これはレコードバッグの形を模している。
さすが、母体がレコード屋だけある。

本もレコードも好きな僕にとっては、非常に愛着が持てるデザイン。
いくつかのバリエーションがあるが、いずれも前面には本にまつわるコピーがプリントされている。

僕が選んだこちらは「READ Books SET YOU Free」。
「本を読めば、お前は自由になれるんだぜ」みたいな感じだろうか。

その通りだよね。
とてもいい言葉だと思います。

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

よみタイ新着記事

新着をもっと見る

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

週間ランキング 今読まれているホットな記事