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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

水鉄砲史上最強の破壊力! アラフィフ親父も夢中になれるSTREAM MACHINE

コストコですごい水鉄砲、買っちゃった!

アラフィフのおっさんによる文章の書き出しとしてはいかがなものか、という問題は置いといて、これがまあ本当にすごいんです。
アメリカ製の「STREAM MACHINE」という商品だが、“マシーン”とは名ばかりで、昔のおじいちゃんが竹で作っていたような、ごく単純な構造の水鉄砲。
水を入れる場所と発射する場所は、先端の同じ穴。
バケツなどにくんだ水を吸い上げ、一回のプッシュで貯めたすべての水を吐き出す仕組みになっている。

この単純至極のシステムがこの水鉄砲の肝なのだ。
直径5cm、長さ60cmもある大容量タンクの水が一気に吹き出すので破壊力は抜群。
ターゲットは一瞬でビッショビショになるという寸法だ。

「何が“寸法”だ、偉そうに。馬鹿のくせに」とは言わないでください。
馬鹿は馬鹿なりに人生を楽しんでいます。
馬鹿といえば、こんなものを考えるアメリカ人の方がよっぽど馬鹿だと思う。
もちろん、いい意味でね。愛してます。

一撃必殺! 狙った獲物は全身びしょ濡れに

構造上、吸い込んだ水は一気に使ってしまうので、そう簡単に発射するわけにはいかないのがこの水鉄砲。
気配を殺して待ち伏せ、敵が来たら一発勝負で浴びせかけるのが正しい戦法だ。

2本セットで売られているので、僕は購入した当日、梅雨明け前でまだ薄ら寒い日だったが小6の娘とさっそく遊んでみた。
一応、人の親として、娘をずぶ濡れにするわけにはいかないから、足元に外しながら戦っていたんだけど、彼女の方は容赦ない。
開始から1分後には、頭のてっぺんから爪先までビチャビチャにされました。
でも気分爽快、実に楽しい。

単純な構造ゆえプッシュする人の腕力によるそうだが、最大射程距離は約20m。
嘘か真か、水鉄砲史上最大の飛距離なのだとか。
一回ずつ水を補給しなければならないので、大きなタライを用意するか、プールや川、海などで遊ぶのに向いているだろう。

しかしこの長い銃身を見ていると、おっさんはつい肩に担いで、『コマンドー』のシュワちゃんの真似をしたくなる。
おじさんはおじさんなりに楽しめる、コストコの最強水鉄砲。
買いですな。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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