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記憶にくっきり残るおいしさ! イタリア大好きシェフの料理はリピートせずにはいられない〜マンサルヴァ

「綾子さんに聞けば間違いない!」――美味なレストランも気の利いた手土産もとびきりのお取り寄せも、おいしいものには死ぬほどうるさいギョーカイのみんなが頼りにするのが、フードパブリシスト高橋綾子のグルメ手帖。誰もがうなる美味の数々を惜しげもなく公開します!
記憶に残るひと皿が待っています
記憶に残るひと皿が待っています

ご存知の通り、多いときは年間1000軒ほどのレストランに行く私ですが、どんなに評判の良いお店でもコースでいただくとなると、中にはこれはイマイチだったかもってお皿があるものです。

いい意味でそれが緩急になっているのですが、今回ご紹介する「マンサルヴァ」のシェフ、高橋恭平さんのお料理には何ひとつハズレがない!
だからと言ってすべてが4番バッター級で食べ疲れちゃうってこともない。

ただただ素直に“おいしい”と言えるのです。

高橋恭平シェフのインタビューは脱線ばかりだったけど楽しくて話が尽きませんでした
高橋恭平シェフのインタビューは脱線ばかりだったけど楽しくて話が尽きませんでした

高橋さんは専門学校時代にインターンシップでイタリア料理の鬼才と呼ばれる小林幸司さんのお店に行き「ウンブリアのリストランテ・ヴィッサーニが最高だ」と聞くと、もう頭はヴィッサーニでいっぱいに!
とにかくヴィッサーニで働くと決め19歳でイタリアへ渡り、本当にヴィッサーニに入ってしまったという素直で有言実行の人です。

その後、トスカーナのお店でシェフを任されイギリス、スペインの星付きレストランで腕を振るい、2010年、31歳で恵比寿に「マンサルヴァ」をオープンし、2年前に現在の場所に移転しました。

カウンター11席、テーブル3席、個室が2つ(4人、6人)もあり使い勝手が良いのです
カウンター11席、テーブル3席、個室が2つ(4人、6人)もあり使い勝手が良いのです

高橋さんのお料理はとっても洗練されていてイタリアの郷土料理とはちょっと違う、もっと自由な発想の域にあります。

ところがなぜか懐かしい伝統的なテイストも感じるのです。
それはきっとイタリアが、イタリア料理が大好きで本場の味を叩き込まれてきたからだと思うのです。

どんなに見た目がイタリア料理らしからぬことになったとしても、根底には確かなイタリアの味が感じられる、そんなお料理です。

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新刊紹介

高橋綾子

たかはし・あやこ●フードパブリシスト。国内外ファッションブランドのプレス時代から培った〝食″へのこだわりは、舌の肥えた業界人も頼りにするレベルの高さ。年間1000を超えるという外食の日々が築き上げたおいしいもの好きが嵩じて、ついに2018年2月に東京・下北沢にてレストラン「üchï(うち)」をオープン。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
Facebook→https://www.facebook.com/ayako.takahashi.1671

uchi→http://uchi.tokyo/

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