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さあ、いつものあの店に! 美味しくて使い勝手抜群のトスカーナ料理〜ラ・トラットリアッチャ〜

「綾子さんに聞けば間違いない!」――美味なレストランも気の利いた手土産もとびきりのお取り寄せも、おいしいものには死ぬほどうるさいギョーカイのみんなが頼りにするのが、フードパブリシスト高橋綾子のグルメ手帖。誰もがうなる美味の数々を惜しげもなく公開します!

トスカーナの人々が仲間内で使う言葉「ラ・トラットリアッチャ」は日本語で言うと「いつものあの店に」。
店名にしただけあって、ここではイタリア人が「故郷の味だ!」と言うほど本気のトスカーナの郷土料理がいただけるのです。

本日のグリルはその日のおいしいお肉がいろいろ。組み合わせもできます!
本日のグリルはその日のおいしいお肉がいろいろ。組み合わせもできます!

それもそのはず。河合鉄兵シェフはシエナ、フィレンツェ、レッジョ・エミリアで16年に渡り研鑽を積み、もはやその舌はトスカーナ人さながら。
だからメインはバッカラ以外、牛、豚、羊、イノシシなど肉、肉、肉づくし。

今回メインにオーダーしたのは豚と羊とサルシッチャ。
「ただ焼いただけです」とおっしゃるけどなぜこんなにおいしいのだろうか。

「コロンナータ産 ラルドのクロスティーニ(1,200円)」のとろける脂が最高!
「コロンナータ産 ラルドのクロスティーニ(1,200円)」のとろける脂が最高!

今の河合さんの味はイタリアで最初の修業先であるシエナの「リストランテ ダ・エンツォ」と最後の修業先でスーシェフを務めたレッジョ・エミリアの「リストランテ カ・マティルデ」の影響が大きいそうです。
今でも交流が続いているリストランテ ダ・エンツォのエンツォ氏は河合さんにとってイタリアのお父さん。専門学校を卒業して京都のイタリア料理店で3年働いてから渡伊した河合さんにとって何より衝撃だったのは食材の違い。
ここで触ったことのないイタリア食材にたくさん出逢ったのだとか。
そしてそういった旬の良い食材は余計なことや余計な装飾をせずシンプルに調理することが、どれだけおいしいかを学んだそう。

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高橋綾子

たかはし・あやこ●フードパブリシスト。国内外ファッションブランドのプレス時代から培った〝食″へのこだわりは、舌の肥えた業界人も頼りにするレベルの高さ。年間1000を超えるという外食の日々が築き上げたおいしいもの好きが嵩じて、ついに2018年2月に東京・下北沢にてレストラン「üchï(うち)」をオープン。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
Facebook→https://www.facebook.com/ayako.takahashi.1671

uchi→http://uchi.tokyo/

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