2019.10.31
さあ、いつものあの店に! 美味しくて使い勝手抜群のトスカーナ料理〜ラ・トラットリアッチャ〜
トスカーナの人々が仲間内で使う言葉「ラ・トラットリアッチャ」は日本語で言うと「いつものあの店に」。
店名にしただけあって、ここではイタリア人が「故郷の味だ!」と言うほど本気のトスカーナの郷土料理がいただけるのです。
それもそのはず。河合鉄兵シェフはシエナ、フィレンツェ、レッジョ・エミリアで16年に渡り研鑽を積み、もはやその舌はトスカーナ人さながら。
だからメインはバッカラ以外、牛、豚、羊、イノシシなど肉、肉、肉づくし。
今回メインにオーダーしたのは豚と羊とサルシッチャ。
「ただ焼いただけです」とおっしゃるけどなぜこんなにおいしいのだろうか。
今の河合さんの味はイタリアで最初の修業先であるシエナの「リストランテ ダ・エンツォ」と最後の修業先でスーシェフを務めたレッジョ・エミリアの「リストランテ カ・マティルデ」の影響が大きいそうです。
今でも交流が続いているリストランテ ダ・エンツォのエンツォ氏は河合さんにとってイタリアのお父さん。専門学校を卒業して京都のイタリア料理店で3年働いてから渡伊した河合さんにとって何より衝撃だったのは食材の違い。
ここで触ったことのないイタリア食材にたくさん出逢ったのだとか。
そしてそういった旬の良い食材は余計なことや余計な装飾をせずシンプルに調理することが、どれだけおいしいかを学んだそう。