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寿木けいのワンタンレシピ、万城目学の『愛の不時着』レビュー…9月の人気よみものTOP5

【2位】可愛いポーチを拾ったら折れ曲がった歯が1本入っていた理由/「この世の隅っこの「むう」な話」(スズキナオ)

(内容紹介)
たまたま居酒屋で隣になった人と話したこと、電車で向かいに座った人に感じたこと……。
感動や驚愕というほどではないけれど、何となく、でも確かに心に残った「むう」な話を綴るエッセイ。
著者は、『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『酒の穴』(パリッコとの共著)などで知られるフリーライターのスズキナオさん。

7月28日にスタートしたスズキナオさんのエッセイ連載「この世の隅っこの「むう」な話」。
連載開始にあたって、著者のスズキさんは「バズったりするような話は少しも出てこないので、この連載がバズることもきっとないだろう……」とコメントされていましたが、回を重ねるごとにジワジワとファンを増やし、とうとう第5回(9月8日公開)が、9月のランキングで2位にランクインしました!

この回では、病院の検査で乳首をつままれた経験から、

(前略)
それからかれこれ20年近くの時が経った今では「よく自分はあの状況を真顔で乗り切れたな」と思うのだが、当時の私にしてみれば、「病院のお世話になるということはこんなにも情けなく、立場の弱いものなのか」と、健康であることの価値を身をもって痛感した経験なのであった。

と、健康のありがたみをしみじと噛み締めたスズキさん。

ここから、どうやってタイトルにある「ポーチの中の折れ曲がった歯」へとつながっていくのか……。
珠玉の“「むう」ワールド”は、ぜひエッセイ本編でご堪能ください。

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