まさに「恋と友情のあいだで」揺れまくるリナレンの心とカラダ……！

「渋谷のセルリアンタワーに先行ってて」
（くーーっ、何度見ても萌えるこのシーン！！！）

廉はどんな気持ちでこのセリフを言ったのかはわからない。
わからないけれど、里奈はひとりセルリアンのバーで廉を待つ。

けれど、やがて現れた廉とはいつものようなたわいもない会話が交わされるだけ。
刻々と過ぎる時間に見切りをつけ、里奈は「そろそろ帰る」と立ち上がった。

なのに……「送るよ」と一緒にエレベーターに乗り込んだ廉は、思いもよらない言動をとる。

いつも私の根底からザワつかせる言動をとっておきながら結局最後は知らん顔で背を向ける――昔から何も変わっていない（そのとおりだ！）廉の背中に、里奈は悲愴感すらただよう想いを込めて、勇気を振り絞って、声をかける。

誘ってるの？ 違うの？ 思わせぶりな言動だけして知らん顔する彼を私はもう逃がさない～第18話（里奈・前編）

（ちなみにこの「あー……」の後に発する廉のセリフは本当にヤバイです。キュン死覚悟で本編をご覧ください！）

だが、廉は廉でその胸中に複雑な思いを抱えていたのだった……。

ホテルの部屋の中でふたりはようやく寄り添いあう。
頬へと差し伸べられた里奈の手のぬくもりによって、ついに廉も自分の本当の気持ちに気づき、それを解放することができたのだ。

彼女が欲しい、自分だけのものにしたい…妻も理性も忘れ、女友達に溺れる男の欲望〜第20話（廉・前編）