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【3位】父の死と、「さみしさという遺産」―今年、私は父の年齢を超える/「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」(村井理子)

(内容紹介)
『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』『黄金州の殺人鬼』など、多くの翻訳を手掛ける翻訳家であり、実兄の孤独死をめぐる顚末を描いた著書『兄の終い』も話題の村井理子さん。
古今東西の書籍にふれた村井さんは、日々何を読み、何を思い、どう暮らしているのか……。
人気翻訳家によるエッセイ+読書案内。

イラスト/塩川いづみ
イラスト/塩川いづみ

7月13日にスタートした翻訳家の村井理子さんによる新連載「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」。
こちらの記念すべき第1回「父の死と、『さみしさという遺産』―今年、私は父の年齢を超える」が早速月間ランキング3位に登場です。

エッセイとともに、村井さんの心を動かした本が紹介されるのが本連載のスタイル。
初回では、松田洋子著『父のなくしもの』(2019年7月刊行/KADOKAWA)が取り上げられました。

今から30年前に父親を49歳という若さで亡くした村井さんが、「大きな救いを感じた」という1冊です。

確かに私も、さみしさという遺産を父から受け継いでいる。私はそれを父から受け取り、何十年も抱え込み、そして父の年齢を超える今になって徐々に吐きだしている。溜め込んだ強い悲しみとさみしさを吐き出すことで、ようやくそれから自分を、そして父を解き放とうとしている。

未読の方は、7月27日配信の第2回「義父母の介護体験、現在進行形―私は一度も娘であったことはなかった」とあわせてぜひ。

ところで、著者の村井さんは、夫、10代の双子の息子、ラブラドール・レトリーバーのハリー君と、琵琶湖畔で暮らしています。
本連載のバナーや挿絵に登場する黒い犬のイラストは、ハリー君がモデルです。
クリっとした目と、ちょっぴりタプタプしたお腹がチャームポイント。
今後は挿絵にどんなハリー君が描かれるのか。こちらも要注目です!

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