2021.12.4
セレブ妻が出産直後に夫を見限った本当の理由…「よみタイ」11月の月間ランキングTOP5
【2位】40代とは違う50代の困難ー初老の本当の恐ろしさとは/「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」(村井理子)
第2位はこちら。
人気翻訳家・村井理子さんのエッセイ+読書案内「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」から、連載第35回「40代とは違う50代の困難ー初老の本当の恐ろしさとは」(11月1日配信)。
11月の頭に配信された記事が1か月に渡って読まれ続け、月間2位に入りました。
この回のテーマは、50代になって気づいた変化について。
なんとなく疲れやすくなったり、食欲が落ちたり、フィジカルの変化はある程度覚悟していたという村井さん。
しかし、実際に50代となり、自身の変化として気になるのは、フィジカル面での衰えだけではなく、「メンタル面の暴走」だといいます。
「どうせ中年だし、恥ずかしいなんて言ってられないわと投げやりになるところに、50代の本当の恐ろしさがある。卑屈な目をして「テヘヘ」と笑い、自分の過ちを誤魔化そうとする自分を想像できる。大いに反省したいと思う。再び、自分で自分をコントロールできるようになっていきたい。いわば、心の筋トレが必要だ」(連載本文より)
これに対して、同世代の読者を中心に「思い当たることがありすぎる」「大きく頷いてしまった」など、共感と反省の声が多数寄せられました。
記事末の読書案内では、「50代の困難に我を失っている」と自覚する村井さんが心惹かれた本として、コミックエッセイ『中年女子画報~ためらいの48歳~』(柘植文著/2021年7月/竹書房)が紹介されています。
村井さんが語る「50代の怖さ」に共感した方は、『中年女子画報』もあわせて読んでみてはいかがでしょうか。