2021.6.6
心身を病む芥川龍之介を支えた妻の献身、コロナ禍の閉塞感を和らげた1冊… 5月の人気「よみもの連載」TOP5
【4位】料理本を読む/「今日は、これをしました」(群ようこ)
物を減らす、無駄なことはしない、必要以上に買わない。
「しない。」生活のなかだからこそ、手に入れるもの、するべきことは試行錯誤を繰り返し、日々吟味しているという、作家の群ようこさん。
そんな群さんの「したこと」をめぐるエッセイ「今日は、これをしました」から、連載15回「料理本を読む」(5月18日配信)が月間4位にランクイン。
「自分なりの料理をすでに確立してしまった今は、料理本も読み物として楽しんでいる」という群さん。
東欧旧社会主義国のレシピをまとめた料理本がお気に入りの1冊です。
そして社会主義国の料理といえば……と、群さんの脳裏に蘇るのが、中国で訪れた食堂の思い出。
私の人生のなかでは、他にも、タイで遭遇した中身が腐っているのではと疑うようなトムヤムクン、関西での味のしない鍋など、ひと口食べて店を出ざるをえなかった経験はあるが、やはりここでの料理が最強だった。料理がおいしいといわれている国でも、実はそうではなく、店によるという現実がよくわかったのだった。
とりわけ強烈だったのが「椿の葉の炒め物」。その衝撃の味とは……。
詳細はぜひ連載本編をご覧ください。