2020.8.15
冷麺、ホルモン、夏しゃぶしゃぶ…猛暑を乗り切るスタミナ「肉メニュー」5選
今年は梅雨明けが遅く、当分はきびしい残暑が続きそうです。
そんなときこそ、お肉を食べてスタミナアップ!
ということで、今回は、年間200食以上焼肉を食べる“肉バカ”こと小池克臣さんによる人気連載「肉バカ日誌」から、暑い時期にこそ食べたい焼肉の部位やメニューをご紹介します。
肉バカが「暑い夏は毎日でも食べたい!」という絶品ホルモンから、おうちで美味しく楽しく和牛を味わうコツまで至れり尽くせり。
夏を乗り切る肉パワーを存分にお届けします!
(文・構成/よみタイ編集部)
夏だ! ビールだ! ホルモンだ!
じっとしていても汗が流れてくるような蒸し暑い日。
キンキンに冷えたビールでホルモンを流し込む……まさに至福の時です。
ホルモンといえば、部位にごとに変わる食感や味わいが魅力。
ミノやヤン(センマイとハチノスのつなぎ目)、ガツシン(豚の胃袋)といったサクサクとした食感が良い部位やら、シマチョウやミノサンドといった上品な甘みが口に広がる部位やら、も~たまりません。
「内臓系は臭みがあって苦手……」という人は、もしかしたらまだ良い素材に出会えていないだけかも?
なぜなら、カルビやロースなどの精肉とはまた違って、
・内臓系卸との特別な信頼関係
・丁寧な仕込み
・高い調理技術
が揃ってようやく本当に美味しいホルモンを口にすることができるからです。
そんなホルモンを食べまくってきた肉バカが「日本一」と絶賛し、「心底ホルモンを食べたい時に通っているお店」が【炭火焼 ゆうじ】。
部位によっては、臭みの原因となるヌメリを小麦粉を揉み込んで洗い流すなど、手間暇を惜しまないその丁寧な仕事ぶりには、肉バカも脱帽!
上質和牛のユッケは病みつきになる旨さ!
ホルモンといえば【ホルモン Daisuki】も忘れてはならない存在。
煙モクモク……といったホルモン焼肉のイメージを覆すスタイリッシュなお店です。
こちらの注目メニューがユッケ。
肉バカが「1皿と言わず2皿でも3皿でも食べたくなる」と病みつきになった逸品です。
その旨さの理由はやはり素材にありました。
脂があっさりとしていながら甘みが残り、赤身の旨味が強い、長期肥育された雌の黒毛和牛。そのリブロースの芯もしくは巻きという高級部位が惜しげもなく使われているのです。
仕入先は、東京食肉市場の老舗仲卸である吉澤畜産。
美味しい焼肉には、焼き方やタレも当然大事な要素ですが、まずはどこで肉を仕入れるか。
それは家で和牛を味わうときも同じです。
肉バカの「極上和牛の賢い買い方・選び方」の記事も、ぜひご参考に!
ハラミはライオンのように食いちぎるべし!
独特な歯ごたえとさっぱりした味わいで、夏の焼肉に欠かせないのがハラミ。横隔膜の一部です。
肉バカによると、ハラミをより一層美味しく食べるコツは「ライオンになったつもりで喰いちぎるように食べること」。
肉繊維を噛み千切り、奥歯でしっかりと咀嚼することで、ハラミだけが持つ旨味をしっかりと味わうことができます。
部位によって“美味しい噛み方”も変わるなんて、焼肉ってなんて奥深い……!
そんなハラミ好きならぜひ訪れたいのが恵比寿にある【虎の穴】。
まだ世間にあまり知られていなかったハラミを、ここまでメジャーな存在にした聖地です。