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生活保護家庭からハーバード大に進学。お笑い芸人・パックンさんが考える効率的な「100万円の使い道」とは?

生活保護家庭からハーバード大に進学。お笑い芸人・パックンさんが考える効率的な「100万円の使い道」とは?

バイク&都心生活で時間を節約

だから、もし、資金が100万円“しか”ないのであれば、子どもの将来につながる教育への投資が最優先。でも、教育費は十分にあって、さらに自由に使える100万円があるのならば、バイクを買いたいです。

僕の移動手段は、基本はバイク。バスや電車を使うと時刻表に合わせて行動したり、駅から目的地まで歩いたりしないといけませんが、バイクであれば自分の都合で行動できて、時間のロスも減らすことができます。そして、そのぶん、週に1、2つくらい仕事を増やすことができるので、確実にバイクにかかる経費以上のリターンがあります。

今、スズキのバンディットに乗っているのですが、この愛車が16年目で、先日車検に出した際、「もう買った方が安くなるから修理には出すな」と言われてしまったんです。できれば同じ車種で、走行距離が短い中古のバイクに買い換えることができれば、実用的で良い買い物になると思っています。

他にお金を使うとしたら、住宅費です。
僕は、人生の目的は思い出作りだと思っているんです。最期の時、楽しいことばかり思い返せる人生でありたい。人生を振り返った時に「半分くらいは通勤だったな」となるのは嫌なので、できるだけ移動時間に時間を割く必要がないところに住みたいと考えています。現在は都心に住んでいるので今のところ満足していますが、もし通勤など移動に時間が取られるようであれば、より利便性の高いところに引っ越すためにお金をかけるでしょう。

あとは、親に送金でしょうか。先ほど学費の借金は返したと言いましたが、それは返済が必要な奨学金のことで、親に出してもらった学費は返していませんでした。
進学の際、父親からは、お金のかからない州立大に行ってほしいと言われたんです。当時、州立大の学費は年間20万円ほどで、ハーバード大学は200万円くらいでした。10倍ほど高くなりますが、それでも僕は、せっかく入れるならハーバードに行きたかった。だから、アルバイトをしたり、複数種類の奨学金を借りたり、親にも負担してもらったりして、何とかお金を用意して大学に行きました。金額は大きかったけれど、現在の充実したゆとりある生活につながっているので、結果として効率の良い投資でした。
ただ、そういえば、親にはその時出してもらったお金を返していなかったので、100万円があったら、親に返します! バイクもほしいけどね。どうしよう……(笑)。

パックンさんの著書『逆境力』(SB新書)では、自身の経験をふまえ、子どもの貧困問題について提唱している。
パックンさんの著書『逆境力』(SB新書)では、自身の経験をふまえ、子どもの貧困問題について提唱している。
「100万円! あの人の使い道」特集一覧
●第1回 書道家・武田双雲さんの100万円の使い道。「爆笑されるほど奇抜な書道具を作りたい」
●第2回 医師で小説家・知念実希人さんの100万円の使い道。「コロナの出口はもうすぐそこ。祖母の待つ沖縄へ帰りたい」
●第3回 小3から新聞の株式欄を愛読。金融エリート・肉乃小路ニクヨさんが「お金が好き」な理由とは?
●第4回 2000万超えの借金を背負った作家・借金玉さんが「100万円でチョウザメを買う」理由
●第5回 乳がん治療を中断して妊娠…だいたひかるさんが「100万円の使い道は完全貯金」と断言する理由
●第6回 「仕事よりも運転が好き」な安東弘樹アナが、100万円の使い道に「ESG投資」を選んだ理由
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パトリック・ハーラン

芸名パックン。1970年生まれ。アメリカ合衆国コロラド州出身。1993年、ハーバード大学卒業後来日。福井県で英会話講師をつとめ、1996年に役者を目ざして上京。1997年に吉田眞(よしだまこと)とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。現在は司会やコメンテーターとして活躍。2012年から東京工業大学で非常勤講師をつとめる。
著書に『逆境力 貧困で劣等感の塊だった僕が、あきらめずに前に進めた理由』(SB新書)などがある。

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