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「仕事よりも運転が好き」な安東弘樹アナが、100万円の使い道に「ESG投資」を選んだ理由

「仕事よりも運転が好き」な安東弘樹アナが、100万円の使い道に「ESG投資」を選んだ理由

自分でも疲れるほど「無駄」が気になる

僕自身、理想主義を捨てられないところがあると自覚しています。
TBS時代の後輩の安住紳一郎アナウンサーにも「安東さんは理想主義者だから、もう少し現実を見た方がいいですよ」と言われていて、リアリストで頭のいい彼に、度々論破されていました(笑)。

化石燃料に依存した産業構造を変えていくのが容易ではないことは、分かっているつもりです。
それでもやっぱり、巨大な発電所で生み出した電気を非効率な送電システムで遠隔地に送り、そのエネルギーを大量消費したり、限りある資源の化石燃料を使ってわざわざ二酸化炭素を排出したり……という現状は、地球にとっても人間にとっても無駄が多く、無視はできません。
たとえ理想主義だと言われても、人類の叡智を集結すれば、使えば使うほど環境負荷が減っていくようなエネルギーが開発できるのではないか、そのためにESG投資など、何か自分にもできることがあるのではないか、と考えています。

僕はとにかく、無駄が嫌いな性分なんです。友達が少ないのも、“無駄に”無駄が嫌いすぎるからではないか、と自己分析しています(笑)。
例えば、飲み会に参加しても、テーブルの上に食べ物が残っているのが気になって仕方がない。皿に残っている唐揚げを見ると、養鶏場のブロイラーで生涯を終えた鶏のことが頭に浮かんでしまうんです。さすがに友人達の前で「この鶏は何のために生まれてきたのか……」とダイレクトに口には出しませんが、心の中では、目の前の食品ロスが気になってしまって、その場の雰囲気や会話を純粋に楽しむことができません。
使っていない部屋の電気がつけっぱなしだったり、見ていないDVDプレイヤーが回りっぱなしだったり、というのも許せなくて、気づき次第、消していきます。
家族を含めて周囲にも面倒臭い奴だと思われていると思うし、誰よりも僕自身が、そんな自分に疲れています。
この無駄嫌いな性分は、若い頃にお金で苦労したからというよりも、生まれつき、もしくは育ってきた環境によるものかな、と思っています。両親の離婚がきっかけでしばらく同居していた母方の祖父は弁護士で、経済的に困っていたわけではないのですが、思い返してみると、電気や時間など、無駄には厳しい人でした。

だから、SDGsへの意識や技術の高い企業が、環境に一切負荷がなく、無尽蔵に使えるエネルギーを開発してくれたら、僕も“無駄嫌い”にとらわれる苦しみから少しは解放されるのではないか……(笑)。
ESG投資には、そんな期待もあるのです。

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●第2回 医師で小説家・知念実希人さんの100万円の使い道。「コロナの出口はもうすぐそこ。祖母の待つ沖縄へ帰りたい」
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安東弘樹

あんどう・ひろき
1967年生まれ。1991年にTBSテレビに入社後、さまざまなテレビ、ラジオの報道やバラエティなどの番組を担当。
現在はキューブ所属のフリーアナウンサーとして活躍。
19歳の免許取得から現在までに、45台の車を乗り継ぐ経験と知識を活かし、WEB『GAZOO』など自動車関連の連載コラムを多数執筆中。
2017年より『日本カー・オブ・ザ・イヤー』の選考委員など、活躍の場を広げている。趣味は、モータースポーツ、車全般、弓道、スキー。

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