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料理人・稲田俊輔さんが考える「カプリチョーザ」が日本人に与えた影響とは? 週間ランキングTOP5【5月7日~5月13日】

【1位】日本で「コースのイタリアン」がすんなり受け入れられた理由/ 「異国の味」(稲田俊輔)

南インド料理など食の新しい潮流を生み出し続ける料理人で飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによるエッセイ連載「異国の味」。
「現地風の店」が出店すると、なぜこれほど日本人は喜ぶのか。
日本人が「異国の味」に求めているものはなんなのか。
博覧強記の料理人・稲田さんが、日本人の「舌」を形成する食文化に迫る連載です。

イラスト/森優
イラスト/森優

「日本で『コースのイタリアン』がすんなり受け入れられた理由」(5月12日配信)は、イタリア料理編の3回目。
この回では、パスタ以外のイタリア料理が受け入れられるようになった「日本ならでは」の素地について考察されています。

ともあれスパゲッティをラーメン同様の「一皿モノ」としてではなく、複数皿からなる料理の流れの中で楽しむ、という体験をしたのは、僕の場合は90年代になってから。当時大学生でした。その店は忘れもしない「カプリチョーザ」です。カプリチョーザは現在、全国の商業施設のレストラン街に出店している、極めてカジュアルなお店ですが、当時は今よりずっと「尖った」イタリアンレストランでした。

と、有名チェーンレストランの存在の大きさを挙げる著者。

さらに、「コースのイタリアン」が定着した背景には、

そのオーダースタイルはある意味、既に日本人がすっかり慣れ親しんでいた「チェーン居酒屋」にも通じる気軽さもあったと思います。

と、居酒屋文化との親和性の高さがあったと指摘しています。

イタリア料理編は全5回。残り2回ではどんな考察が展開されるか、引き続きご注目ください!

* * *

以上、5月7日~5月15日の週間ランキングでした。

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