2021.5.4
爪切男×川村エミコ“同級生対談”。「もしも二人がクラスメイトだったら?」
「爪さんはみんなのいいところをキャッチできる人」
川村 さっきも言いましたが、爪さんはいろんな角度からみんなのいいところをキャッチできる人。だから、登場する女子のいいところをたくさん見つけて言ってくれるような、そういう生配信とかやって欲しいなとか思いました(笑)。
――では、爪さんから見た川村さんの良いところをお願いします!
爪 川村さんは可愛らしい。そこにプラス、生命力があるんですよ。この年齢になったからじゃないけど、やっぱり生命力のある人には惹かれますよ。自分がどんなに弱っていても、生命力がある人がそばにいると救われる。そばにいてくれたら自動的にドラクエとかロールプレイングゲームの「ヒットポイント」が回復するような。子どもの時は自分が元気だからあまりわからないんですよね。でも大人になっていろんなことに疲れてくると、川村さんのように生命力のある人に惹かれる。
川村 うれしい! でも悪く言うと強欲ババアで。「あれがしたい、これもしたい」って。それが生命力でもあるんですけど、自分の強欲さに落ち込むこともあるんです。
爪 川村さんは太陽と月の両面を持っている人。太陽の明るさだけじゃなくて、月の暗さやあやしさも持っている。生命力がある人っていうと、太陽の面だけって取りちがえる人がいるんだけど、ただ明るい人だと、海外留学帰りの陽気なウザいヤツと同じで。
川村さんのような方が本当の生命力のある人だと思います。明暗、全部わかっているから、気持ちが届くというような。
川村 いやぁ、うれしい……。 私、強い部分もあるけど、弱い部分もあるんですよ。だから、強いけど弱い、弱いけど強い部分をわかってくれる男性を探しています。「明日どこに行きたい?」と聞かれたら「嫁に行きたい」という私を、読者のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
爪さんと川村さんのエッセイ集、それぞれ好評発売中!
爪切男さんが少年時代のエピソードを綴る全20篇のエッセイ集。ドラマ化もされたデビュー作『死にたい夜にかぎって』の前日譚ともいえる作品です。
せつなくておもしろくてやさしくて泣けるセンチメンタル・スクールエッセイ『クラスメイトの女子、全員好きでした』の詳細はこちらから。
川村エミコさんによる「よみタイ」の人気連載が、一冊のエッセイ集に。単行本では、エッセイの他に、川村さん秘蔵のこけし写真や描きおろしイラスト、幼少期からのアルバムページなども収録しています。
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