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二歳の双子に掛け算を…教育熱心な義母にとり​​ついた強い「呪い」。週間ランキングTOP5【4月16日~4月22日】

【1位】この子らは将来、弁護士か医者になってもらう 第10回 義母の教育へのこだわりが強すぎる理由 /「実母と義母」(村井理子)

村井理子さんのエッセイ連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
母親であること、妻であること、そして女性として生きていくということ……。
翻訳家でエッセイストの村井さんが、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴ります。

イラスト/樋口たつ乃
イラスト/樋口たつ乃

「第10回 義母の教育へのこだわりが強すぎる理由」は、実母と義母それぞれの「教育」への思い入れについてのお話です。

“わが家の双子の息子たちが高校受験の真っ只中だった時期、夫がよく言ったのは、「おふくろが元気だったら、大変だったな。こんなに平穏には済まなかったぞ」という言葉だった。私はその夫の言葉を聞いて、震え上がった。確かに、義母が元気だったら、息子たちの高校受験はありとあらゆる意味で地獄のロードになっていただろう。”
と、始まる今回のエピソード。

「私は今までの生涯で、義母ほど教育に対して強いこだわりを持つ人に出会ったことがない」というほど、教育熱心だった義母。その背景には、義母が幼少期に家族からかけられた「呪い」があって……。

「子ども時代に遡ってこの文章をうちの父母に読ませたい!」「愛しかない文章」「実母だけでなく義母への愛も溢れている村井さんがすごい」「泣けてしょうがない」「今回は特に沁みる」「同じ高校生の親として共感しかない」「親の愛が子どもの呪いになることもある。教育って正解がない」など、多くの反響が寄せられています。

* * *

以上、4月16日~4月22日の週間ランキングでした。

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