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最短で成功をつかむコツは意外なところに? こち亀作者が明かす「未来術」~漫画家・秋本治の仕事術

Q.「もっとお金が欲しい」気持ちから逃れられず、現状に満足できません……。

「収入がすべてじゃない」と頭ではわかっているけれど、やっぱりあるに越したことはないのがお金。
節約や我慢ばかりでは毎日の暮らしが楽しめないと思うし、世間を見渡しても、起業や投資で巨万の富を得た人ほど“成功者”として扱われるものです。

友達と美味しいものを食べたり、セミナーに参加したり、より良い物や経験を求めてお金を使うのは、向上心の現れとも言えます。

だからといって、給料アップを求めて頑張って転職や副業をしても、生活水準が上がって余計にお金が必要になったり、自分の時間が減ったりして、収入と人生の満足度は比例せず……。

どうしたら「お金が欲しい!」という無限の欲から解放されるのでしょうか?

A.たくさんお金をもらって何が幸せ? いい仕事をすることこそが最大の喜び

 初めての読み切りの原稿料で買ったものは、当時発売されたばかりの最先端のステレオラジカセでした。当時、5万円ほどだったと思いますが、「自分が描いたマンガのお金で買ったんだ」と思うと本当にうれしくて、いまでもそのラジカセは大事に持っています。
 そんな昔のことを思い出してみましたが、僕はお金に関しては本当に無頓着です。というよりも、物欲が強くないので、お金をあまり使わないのです。
 お酒を飲んで派手に遊んだり、高いお店に食べに行ったりしたいとも思いません。

 そんなわけで、若いころといまとで、お金の使い方がまったく変わっていないのです。

 個人的にもっともお金を使っているのは、趣味に対してです。でもその趣味も、プラモデルやミニカー収集なので、大きなお金を使っているわけではありません。
 ほかには、本やガジェットに使うことが多いのですが、それらはいずれもマンガのための資料になるので、必要経費のようなもの。
 
 いいネームが完成したときが僕にとっては最大の喜びなのです。創作してそれが仕事になることが、一番うれしいですね。

お金はあればうれしいけれど、それが幸せに直結するとは限らない。(120 巻)©秋本治・アトリエびーだま/集英社
お金はあればうれしいけれど、それが幸せに直結するとは限らない。(120 巻)©秋本治・アトリエびーだま/集英社
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秋本治

あきもと・おさむ● 1952 年12月11日生まれ。東京都葛飾区亀有出身。1976 年、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(週刊少年ジャンプ)で連載デビュー。2016年、40 年間、全200巻に及ぶ連載が終了。同作は「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ200巻(2016年9月12日現在)」として 、 ギネス世界記録(TM)に 認 定 さ れ た 。 現 在 、『 BLACK TIGERブラックティガー 』(グランドジャンプ))、『 Mr.Clice ミスタークリス』(ジャンプSQ.RISE)の2作品を連載中。

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