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動物タレントは紀元前からいた?日本ではペットモデルが社会に浸透。その意外な撮影裏話とは?

ペットの雑誌やカタログには、かわいく&かっこよくポーズを決めた動物が登場していますよね。それを見て「プロのペットモデルがいる」と思っていませんか?意外かもしれませんが、必ずしもそうとは限らず、一般家庭で暮らすペットが登場することも多いのです。なんと筆者の愛犬に某携帯電話のCMの依頼があったことも! ペットの家族化が進んだ今、「うちの子を雑誌に載せたい」と思う人もいれば、「興味はあるけど、演技とかできないから無理」と諦めている人もいるかもしれませんね。今回はいろいろなペットの撮影現場を見てきた体験をもとにエピソードを紹介しましょう。 ※エピソードは個人情報に配慮して紹介しています。

日本ではチワワがCMで大ブレイク!

ペットモデルはペットブームによって注目されましたが、実は昔から動物タレントの存在はあったのです。サルが芸を披露する猿回しの起源は紀元前にさかのぼると言われ、中世にはプードルを中心とした犬が登場するサーカスもあったほど。現在のペットより一般人からの距離が遠く、花形スターのような存在だったのかもしれませんね。

日本の社会にペットモデルやタレント動物が浸透したのは、1950年頃から繰り返し起きたペットブームが影響しています。ペット雑誌が創刊され、一般家庭のペットが誌面に登場。飼い主がペットの日々の暮らしぶりや微笑ましいエピソードを語る特集が掲載されるようになりました。

ペットブームは2000年頃にピークを迎え、2002年にチワワの「くぅ〜ちゃん」が消費者金融会社のCMに登場して大人気を博します。それから動物が多くの人の注目を集めるための「アイキャッチ」として起用されるように!バラエティやドラマ、広告などで犬猫を見かけることが増え、企業のマスコットや「ゆるキャラ」にも動物をモチーフにしたキャラクターが登場するようになったのです。

モデルデビューの道は人もペットも同じ

人間の場合は「うちの子をモデルにしたい」と思ったら、オーディションを受けたり芸能事務所に所属したりするところからスタートします。雑誌やメディアにアンケートを送ると「読者モデル」として声がかかることも。中には街を歩いているときにスカウトされることもあります。

実はペットモデルもほとんど同じ!ペット雑誌やペット情報サイトでは、一般家庭でのペットの暮らしに関するエピソードを紹介する特集が人気。その投稿者のペットに「読者モデル」の依頼をすることも多いのです。モデルやタレントよりも共感を得やすい「読者モデル」の需要が高いんですね。興味がある方は読者アンケートを送って応募してみては?

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金子志緒

かねこ・しお●ライター・編集者/レコード会社と出版社を経てフリーランスになり、雑誌、書籍、Webの制作に携わる。主な取得資格は愛玩動物飼養管理士、防災士、いけばな草月流師範。甲斐犬のジュウザに続いてサウザーを迎え、おもしろおかしく暮らしている。
ブログ:www.shimashimaoffice.work

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