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「犬連れ旅行」は生態系に影響?実は犬も危険?自然と愛犬を守るためにできること

「川遊び」では衛生面を考えて犬への予防対策を

ラブラドール・レトリーバーをはじめ、水遊びが好きな犬も多いですよね。でも同じ水辺の中にいる人は犬の存在を快く思わない可能性が。ドッグランなどに併設されているプールでも、犬が入るプールは人の利用を禁止されているところが大半。抜け毛や病原菌が…と衛生面を考えたら、快く思わない人の気持ちもわかりますよね。

川には「レプトスピラ」という病原菌がいる地域もあります。感染すると風邪のような症状が現れ、出血したり黄疸が出たりして重篤化する危険性も。犬はレプトスピラが含まれる混合ワクチンの接種が予防になりますが、レプトスピラは種類が多いため万全の対策ではありません。それでも接種しておいたほうが安心。河川のない地域の動物病院ではレプトスピラが含まれないワクチンを選んでいることもあるため、レジャーに行く前にワクチンの種類を確認しておいたほうがいいですね。人への感染の危険は少ないのですが、川の水を飲んだり傷口を川に入れたりするのは控えましょう。

犬も遊泳できる「海水浴場」を選んで気温に注意

海水浴場ではペット不可の場所も珍しくありません。イベント・おでかけ情報サイトの「ウォーカープラス」で公開されている海水浴場の中では、ペット可が約7割、不可が3割。ビーチはOKでも遊泳はNGというケースもあります。水着で過ごす海水浴場では、街中よりも衛生面を気にする人が多いからでしょう。

時期によっては海遊びが犬に負担をかけることも知っておきたいですね。夏場は砂の温度が60℃にもなり、体と地面の間が近く、裸足で歩く犬はつらい思いをします。海水を飲んで下痢をしたり、打ち上げられた魚や海藻を誤飲したりする危険も。真夏の海遊びを避け、海辺ではいつも以上に犬の行動には気を配りたいですね。

ウォーカープラス

法律ではペット可。それでも動物が苦手な人に配慮を

行楽地にはさまざまなルールがあります。ただし環境省が管理する国立公園などで「動物を放つこと」は罰則付きで禁止されているものの、「動物を持ち込むこと」は禁止されていません。ただしペットを連れていない利用者や野生動物への配慮から、自主的に持ち込みを禁止しているところがあります。犬を連れてレジャーへ行く前に考えてみましょう!

物事には賛成が3割、反対が3割、中間が4割となる「3・3・4(サシミ)の法則」があるとか。犬連れ旅行に賛成と反対の意見があるのも当たり前ですね。飼い主にとってペットは家族でも、飼い主でない人にはただの動物。中にはアレルギーの人や動物が嫌いな人もいます。「犬連れは法律で禁止されていない」と言っても、体質や感情の部分を解決するのは難しいのです。

ペットに限りませんが、マナーの悪い利用者がいると規約は厳しくなっていきます。中間の4割にあたる人にも反対されないように飼い主ができることは、現在のマナーとルールを守り、明記されていなくても周囲への配慮を欠かさないことではないでしょうか。

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金子志緒

かねこ・しお●ライター・編集者/レコード会社と出版社を経てフリーランスになり、雑誌、書籍、Webの制作に携わる。主な取得資格は愛玩動物飼養管理士、防災士、いけばな草月流師範。甲斐犬のジュウザに続いてサウザーを迎え、おもしろおかしく暮らしている。
ブログ:www.shimashimaoffice.work

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