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「犬連れ旅行」は生態系に影響?実は犬も危険?自然と愛犬を守るためにできること

春休みやゴールデンウィークは絶好の行楽シーズン!ペットを飼っている人も飼っていない人も、旅行の計画を立てている頃でしょうか。お出かけは周囲に迷惑をかけないようにすることも大切ですよね。特にペットを連れて出かける場合は配慮を心がけたいもの。 実は山や川などの自然がある地域では、犬による生態系への影響が心配され、ペットの持ち込みを自主的に禁止しているケースもあります。逆に野生動物の持つ病原菌が犬へうつる危険も!今回は犬連れ旅行を楽しむために知っておきたいことを紹介します。

ペットを連れてレジャーへ行く前にルールを確認

犬を連れて旅行に行くことも珍しくなくなりましたよね。名所のある観光地も人気ですが、人も犬ものびのびと過ごせる山や川へ出かける人も目立つようになりました。とはいえ行楽地にはペットを飼っていない人もたくさん訪れます。住宅街の公園でさえ「犬禁止」の看板を見かけることも珍しくない現在、どこへ出かけるにしてもペットに関するルールを確認しておきたいですよね。

筆者は昨年初めて高尾山に登ったアウトドア初心者で、この時が犬を連れて行くのも初めて。念のため事前に高尾山にペットに関する規約を問い合わせたところ、一般の公園と同じでOKとのこと。実際に登ってみると、犬を連れている人が多いわりにはペットに関する注意の看板も見当たらなかったので、高尾山では大きな問題が起きていないようです(2019年3月27日現在)。

行楽地によってはペットに関する注意や持ち込み自体が禁止の場合もあるため、事前に確認しておきましょう。まずは山、川、海への犬連れレジャーについて考えてみたいと思います。

賛否両論の「犬連れ登山」は犬にもリスクが!

近年人気が高まっているのは「犬連れ登山」。頂上を目指しての本格的な山登りスタイルの人もいますが、もっと簡単にできるトレッキングやハイキングを楽しむ人もいます。その一方、犬連れ登山には賛否両論があるのを知っていますか?犬が野生動物に病気をうつしたり、フンの放置で環境に悪影響を及ぼしたりする…という説もあるのです。

逆に犬にとっても、危険が。野生動物は駆虫薬の投与やワクチンの接種を行なっていないため、犬が病気や寄生虫をうつされる危険もあります。近年ではキタキツネから人や犬にうつる「エキノコックス」が有名ではないでしょうか。

山に限らず旅行先でも犬にリードをつけ、フンを持ち帰るなどの当たり前のマナーを守ること。さらに駆虫薬の投与やワクチンの接種も徹底しましょう。犬から人へうつる「人獣共通感染症」を防ぐためにも重要。人も犬も幼少期から清潔すぎる環境で過ごしていると、免疫のシステムがしっかり働かないこともあるのです。

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金子志緒

かねこ・しお●ライター・編集者/レコード会社と出版社を経てフリーランスになり、雑誌、書籍、Webの制作に携わる。主な取得資格は愛玩動物飼養管理士、防災士、いけばな草月流師範。甲斐犬のジュウザに続いてサウザーを迎え、おもしろおかしく暮らしている。
ブログ:www.shimashimaoffice.work

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