2021.9.22
牛乳などを「奥から取る」人は88%!「日付が新しい方が得」と考える人が見落としがちな「処理コスト」の真実
見切り品の牛乳で「パニール」作りに挑戦
私がコロナ禍以降、2020年3月から続けている習慣が、ヨーグルト作りです。
牛乳が見切り(値引き)販売されていたら、捨てられる運命から救う意味でも、それを買ってきます。特に消費期限の短い低温殺菌牛乳が値引きされていたら、使い切れる分だけ買います。
最初はヨーグルトの種菌と牛乳を混ぜてヨーグルトを作ります。初めてのヨーグルトができたら、次はヨーグルトの一部を種菌として使います。
ヨーグルト100gに対して、牛乳500mlくらいの割合です。私はドイツ製のガラス容器WECK(ウェック)に入れて、常温に置いておきます。だいたい24時間で出来上がり。固まったら冷蔵庫に入れて、毎朝、蜂蜜を入れて食べています。
他にも、意外と簡単にできたのが、インドのチーズ「パニール」です。
牛乳を火にかけて、レモン汁を加えてゆっくりかき混ぜます。レモン汁の量は、牛乳1リットルに対して、大さじ2杯くらいです。
分離してきたらキッチンペーパーを敷いたざるで濾して、絞ればできあがり。
カッテージチーズを、もっとさっぱりさせたような味わいです。サラダにもぴったり。
パニールを作るときは、ざるで濾すのですが、そのときに出るホエー(乳清)も、塩やコショウ、酢、ごま油などと混ぜればドレッシングになります。
ご存知の方も多いと思いますが、チーズはタンパク質(カゼイン)やカルシウムを豊富に含む栄養価の高い食品です。また、ホエータンパク質にも、ラクトグロブリン、ラクトアルブミン、ラクトフェリン、カルシウムなどが含まれています。
安くなった見切り品の牛乳が、美味しく、栄養価の高い食品になるなんて、とってもお得ではないでしょうか。
コロナ禍で消費量が減っている牛乳。あらためて買い方や使い方を考え直してみませんか。
【捨てないコツ】
・スーパーやコンビニの牛乳は、商品棚の手前から取る「てまえどり」を心がけ、期限内に使い切る。
・見切り品の購入は、捨てられる運命にある食品の救済につながる。
・ヨーグルトやチーズを手作りすると、牛乳が一気に消費できる。