よみタイ

小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」

遂に完結!肉バカが1年間焼きまくって選んだ☆焼肉店13選【焼ニシュラン2018】その4

己の人生は和牛に捧げたと公言してはばからない肉バカが、2018年に食べた和牛の数は約250食。この数を「ほぼ例年通りの水準」と言ってのける男が、実際に感動した焼肉だけを紹介する名物コラム【焼ニシュラン】。例年は自身のブログでの公開となるこの垂涎もののコンテンツを、今年はよみタイのために捧げてくれた。大好評だった「その1」「その2」「その3」に続き、ラストとなる今回は☆ひとつの名店13軒を発表!

4週にわたって公開してきた【焼ニシュラン2018】だが、遂に今回の☆ひとつ編で完結を迎える。

☆ひとつは”自分だけでこの感動を味わっていいのだろうか”というクオリティの焼肉店。
高級店もあれば懐に優しい庶民的なお店もあるので、TPOにあわせたセレクトで楽しんでほしい。

【肉好きの夢を叶えてくれる仕入れ】☆[D-29 表参道店]

大阪焼肉の聖地・羽曳野出身の店主が東京で、「D-29」をオープンさせたのが2016年。

滋賀県の澤井さんの近江牛や三重県の畑さんの松阪牛を中心に、極上の雌牛を1頭単位で仕入れている。
何より驚かされるのが、澤井さんの近江牛の内臓が食べられること。
通常、正肉と内臓は流通が異なり、内臓が市場に出回る時には個体管理がされていない。
しかし、澤井さんの近江牛の内臓に関しては、店主の人脈と熱い思いから流通経路を独自に確立し、正肉のように個体識別番号で管理された内臓を食べることが出来る。

肉マニアな店主との肉談義を楽しみながら味わってほしい。

【煌びやかな銀座にひっそりと佇むノスタルジック焼肉】☆[東京苑]

銀座のビルに挟まれた路地にある昭和感満載の焼肉店がこちら。

目印は暗闇に浮かぶ赤い看板。
店内はちょっと無愛想なおばちゃんが1人で切り盛りしているので、おばちゃんのご機嫌を損ねないように細心の注意が必要だ。
途中おばちゃんに怒られながらも、それが良いスパイスになるのが昭和の焼肉の醍醐味でもあるが。

東京苑の名物といえばロース。
魔法のタレで揉み込まれたそれは、おばちゃんの指示に従い、鉄板の真ん中にこんもりと山のようにのせ、レアで食べる。
焼肉と言うよりレアハンバーグを食べているような感覚で、サシではなく肉そのものの柔らかさと甘みの強いタレによって白米が止まらなくなる。

もうすぐ平成も終わってしまうが、こういった昭和の焼肉にはまだまだ頑張って欲しい。

【世の中にハラミを広めたパイオニア】☆[虎の穴]

ハラミを食べたいと思った時に、真っ先に頭に思い浮かぶのが「虎の穴」

世の中がカルビとロースしか知らなかった時代に、分厚いハラミを広め、ここまでの人気メニューにした立役者と言っても過言ではない。
ハラミ以外にもホルモン全般が素晴らしく、ホルモンの鮮度はもちろん、丁寧なカットや味付けのレベルの高さでは他を寄せ付けない。

積み重ねられた経験と知識、そしてホルモンにかける強烈な思い。
流行の焼肉屋さんやホルモン屋さんに行き尽くした人こそ、また虎の穴へ帰ってみてほしい。
また、かつてこの場所には、肉バカに”ホルモンの火入れとは何たるか”を教えてくれた匠がいた。
あの匠の神の火入れが虎の穴に帰ってきた時、再び☆☆へ返り咲くだろう。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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