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有料化、会員制…コロナ禍の下、インターネットが「閉じて」いく2つの理由

この不平等さは何でしょう?
有名人は目に付く存在だからこそストレスの捌け口となるわけで、さらに現在はコロナで多くの方がストレスと生きにくさを感じているわけで、得てしてこのような「魔女狩り」めいたものがが起きてくるのはわからなくもないのですが……有名人側からすればバカバカしいことこの上ないわけです。

もっと言えば、いわれのない批判や中傷でネガティブを追う場合だってあります。不倫も不祥事も何もないのに、「気に食わないから」というだけで批判が殺到することも。
キングコング西野さんや堀江貴文さんなど、ふだんからトゲのある物言いをされる方の場合は特にこの傾向がありますね。

批判への批判はさらなる批判しか生まないもの

「だったら批判に対して反論すればいいじゃないか」
「正しいことをしているのなら言い返せばいい」

そうしたことを思うでしょうが、実はコレ、無意味です。
批判の批判はさらなる批判を生む。批判の反論は更なる反論を生むだけです。

何故でしょう?
それは批判している人が

「論じること」を目的としているわけではなく
「批判すること」そのものを目的としている
からです。

すると戦えば戦うほど泥沼になっていきます。

例えば、
「ここがおかしい!整合性がない!」との批判に
「〜〜という意味で言っているので整合性がないわけではありません」と反論すると、
今度は
「それなら言い方が悪い」
「何故もっと目立つところでちゃんと説明しないのか?」

なんて「言い方」にイチャモンをつけ出すのです。こうなるとそもそもの論点を失い、完全に言いがかりになってきます。ツイッターなんかでよく見るでしょ?(笑)。

だから賢い人はこの手の言い分を完全に黙殺します。
もちろん法的にマズいことなら然るべき対処をするわけですが、そうでないイチャモンは無視するのが一番です。
批判に反論すると今度はその批判が生まれます。実にくだらない。

しかしこれも「閉じたネット」にすれば概ね消えてくれます。
所詮、批判を目的とされる方は、お金を払ってまで追いかけてきたりはしないからですね。
西野さん、堀江さん、DaiGoさんなど賢い人は「閉じたネット」をかなり前から意識して実践しています。
その理由にはここまで述べてきた、

1 マス向けコンテンツの限界
2 批判と中傷

などがあるわけですね。

閉じた状態にすれば深い話もでき、またそれに対する対価だって獲得できる。聞きたいという人が聞いてくれる理想的な環境が作れるわけです。くだらないイチャモンをつけるようなリテラシーの低い人を巻き込むことがない。

有益な情報が無料で拡散される、というのは本来世の中にとってはすごく良いことのはずなのに、結果として閉じた方向に向いていってしまっているのは残念な限りです。

願わくばコロナが落ち着き、ギスギスした精神状態が少しでも落ち着くように、と祈っています。

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MB

エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラーを始め、関連書籍は累計120万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
よみタイ連載をまとめた本作の原作ビジネス書「もっと幸せに働こう」は紙版・電子版ともに多くの支持を集めている。

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