よみタイ

村井理子「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」

実兄の孤独死についてふれた近著『兄の終い』が話題の村井理子さん。
『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』『ゼロからトースターを作ってみた結果』『黄金州の殺人鬼』ほか、話題作の翻訳も数多く手掛けています。
夫、双子の息子と琵琶湖のほとりに移り住んで15年。ラブラドール・レトリーバーのハリー君が途中から加わり、よりいっそう賑やかに。
古今東西の書物に精通する村井さんは、日々どんな本を読み、何を思い、どう暮らしているのでしょうか。
過去、現在、未来、家族、友人、食事、犬のこと等々……人気翻訳家が綴る縦横無尽のエピソード、そして、本の話。

●イベントのお知らせ●
6/19 13:00〜 村井理子さんと、三砂慶明さん(梅田 蔦屋書店 人文コンシェルジュ)のトークイベントが開催されます!
村井さんの新刊『本を読んだら散歩に行こう』が特典としてつくチケットも。
イベントの詳細やお申し込みは、梅田 蔦屋書店のサイトから↓
https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/26812-1533590524.html

連載目次

  • 義両親と過ごす修行を経て戻った大好きな正月ー三が日の過ごし方の変遷に思うのは

  • 実兄よりも兄として慕った男性はいずこへ-誕生日のメールが途絶えた理由

  • 全ての事柄にちょうどよさを求める年齢ー寄る年波に抗わず、手を抜くのは……

  • 認知症進行中の義母の記憶に残る、菓子の味-嫁をデイサービスのスタッフと思い続けて

  • 川に身をゆだねた兄をめぐる記憶ー思い出はどこまで正確か

  • やる気スイッチを押した最恐物件ーサボりの天才が仕事に向かうきっかけは

  • 夫の両親に贈ったテレビの行く末ー最新家電を前に八十代は

  • 自分を暗い場所から引っぱり上げる術―やるべきことが多すぎて

  • 自分一人の世界を持ちたいと願う気持ち―受験、介護、仕事、家事の合間に求めるものは

  • 心臓を撃ち抜いた古い一枚の写真―障害のある叔父が怒った理由とは

  • 作文の苦手意識の深層―必死に書いています、どんな本も

  • 中学三年受験生の悩める母の夏―追いつめられているのはなぜか

  • 取り越し苦労の達人―落ちた自分を助けることが出来るのは

  • 兄の部屋の焼酎4リットルパックが伝えるメッセージ―アルコールと距離を置いていたのなら

  • 愛が、苦悩が、管理に変わる瞬間―自分を確立した十四歳のあの日を思いつつ

  • 47歳の世界に突然飛び込んできたもの—心臓病の手術を経験したあとで

  • 普通が一番幸せという言葉の重み-先が見えない閉塞感のなかで

  • 汚部屋片付け作業動画が伝えるもの—部屋と住人の数だけ事情がある

  • 夜な夜な眠りを妨げる過去の自分の発言-今夜も枕に顔をうずめて吐息をつく

  • 10回目の3月11日に愛犬の横で読んだもの—大切な人を亡くした経験のある人へ

  • 仕事のほとんどすべてがダメな時の緊急事態を救うもの-コミックは裏切らない

  • オーディオブックがもたらす想定外の効果-聴く物語が伝えてくれるのは

  • 喫茶店の娘が直面した30年前の愛憎劇—美味しいサンドイッチとコーヒーと

  • 長引く自粛生活のなかに始めた楽しみ—スランプは乗り越えられるか

  • 自分の言葉で書き残すことへの執着—なぜ人は文章を書くのか

  • 文字が見せてくれる唯一無二の瞬間—ささやかな暮らしと命の存在を確かめて

  • 迷路を彷徨する母の赤いハイヒール—40年前の夏、彼女は何を探したか

  • 料理への重すぎる思いから、20年を経ての解脱—皿の上に念を盛り付けない

  • 母の葬儀は、本人希望のレディースセット—家族葬への罪悪感はあるか、ないか

  • 長く陰鬱な季節の豪華な幸せ、鍋料理—秋冬の村井さんちの食卓は

  • 金色の目をした黒猫の残像—四十年後、迷い猫がやってきた

  • お弁当時間、女子中学生の憂鬱—おかずの彩りに憧れて

  • 本とともにやってきた初めての本気の恋 — 一冊が想いのバトンを繫いでいく

  • 義父母の介護体験、現在進行形―私は一度も娘であったことはなかった

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新刊紹介

村井理子

1970年、静岡県生まれ。翻訳家、エッセイスト。主な著書に『兄の終い』『全員悪人』『いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術』『ハリー、大きな幸せ』『家族』『はやく一人になりたい!』『村井さんちの生活』 『村井さんちのぎゅうぎゅう焼き』『ブッシュ妄言録』『更年期障害だと思ってたら重病だった話』『本を読んだら散歩に行こう』『ふたご母戦記』『ある翻訳家の取り憑かれた日常』『義父母の介護』『エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで』など。主な訳書に『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』『黄金州の殺人鬼』『メイドの手帖』『エデュケーション』『捕食者 全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼』『消えた冒険家』『ラストコールの殺人鬼』『射精責任』など。

무라이 리코
1970년, 시즈오카현 출생. 번역가, 에세이스트. 주요 저서로 『오빠가 죽었다』 『낯선 여자가 매일 집에 온다』 『필요 없지만 고마워: 항상 무언가에 쫓기고, 누군가를 위해 지쳐있는 우리를 구원하는 기술』 『하리, 커다란 행복』 『가족』 『빨리 혼자가 되고 싶어!』 『무라이 씨 집의 생활』 『무라이 씨 집의 꽉꽉 채운 오븐구이』 『부시 망언록』 『갱년기 장애인 줄 알았는데 중병이었던 이야기』 『책 읽고 나서 산책 가자』 『쌍둥이 엄마 분투기』 『어느 번역가의 홀린 듯한 일상』 『시부모 간병』 등이 있다. 주요 번역서로는 『요리가 자연스러워지는 쿠킹 클래스』 『어둠 속으로 사라진 골든 스테이트 킬러』 『메이드의 수첩』 『배움의 발견』 『포식자: 전 미국을 경악하게 한, 잠복하는 연쇄 살인마』 『사라진 모험가』 『라스트 콜의 살인마』 『사정 책임』 등이 있다.

X:@Riko_Murai
ブログ:https://rikomurai.com/

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