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ダメ恋やめられる!? 〜発達障害女子の愛と性〜

整形手術に300万円つぎこんだ発達障害女子が「依存体質」を脱却できた秘訣とは

セフレ、二股、ヒモ、ホス狂い……「ダメ恋」をやめられないのは、私に男を見る目がないから!?
『私たちは生きづらさを抱えている』『発達障害グレーゾーン』などの著書があるライターの姫野桂さんが、発達障害女性たちの恋愛事情に迫るルポ連載。
前回に続き、薬物依存や性依存を経て、年上の経営者と結婚したマドカさん(仮名)のお話を伺います。

結婚した途端に豹変した夫

 薬物依存と性依存を経験し、19歳上の経営者との結婚のために23歳で上京したマドカさん。夫には「結婚しても仕事をしてもいいよ」と言われていたので、マドカさんは在宅でできるネットショップを開業して商品の販売を始めた。すると2ヶ月目にして20万円も売上が出るようになった。

「仕事が儲かり始めたら夫から『今すぐやめろ!』とものすごく怒られたんです。『なんで金があるのに働くんだ、俺が死んだら何億入るのかお前知ってんだろ!』とものすごい剣幕で怒鳴られて……」

 それから夫のモラハラやDVはひどくなっていった。料理を出すと「この間××のお店に食べに行きましたよね? あの味と違いますね」と言われたり、サラダを出しても一口食べて箸を置かれ「塩が足りないですね」と冷ややかに敬語で文句を言われる。結婚前に一週間ほど一緒に過ごすことはあったが、こんな面は見たことがなかった。結婚してから豹変してしまったのだ。やがて夫はマドカさんの容姿に対しても「目が小さくてブス」などと批判するようになった。次第にマドカさんは自分の容姿が気になり始め、目の整形手術を決意した。

「実は19歳の頃、二重まぶたの手術をしたのですが、糸を入れるだけのものでした。夫に目が小さいと言われたので、それだけでは目が大きく見えないのだと思い、今度は目頭を切開して、眼瞼がんけん下垂という、目の開きをよくする手術でまぶたを全部切って縫いました。術後は目がパンパンだったのですが、夫は全く気づいていない様子でした」

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姫野桂

ひめの・けい
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好き過ぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)、『生きづらさにまみれて』(晶文社)がある。


Twitter @himeno_kei

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