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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

真夏の熱帯夜に涼しく快適な眠りをもたらしてくれる竹製シーツ

いやー、もう!
暑いったら暑い暑い暑い!

今年は梅雨が長いなー。こんなに涼しい日が続くんだったら、オリンピックのマラソンも東京でやれたんじゃね? 
なんて思っていたら、とんでもなかったですね。
コロナも収まるところを知らず、本当にやれるのかどうか、まったく怪しい来年の東京オリパラだけど、やっぱこの時期はそもそも無理なんじゃないのー、と思ってしまう今日この頃だ。

だけど、夏生まれの僕は猛暑の日々も基本的には嫌いじゃない。
暑い暑いと言いながら、心も体もなんだかアクティブになるので、ずーっと夏でもいいんじゃないかと思っている困った51歳だ。
でも、難儀なのは夜。
ただでさえ生活リズムが乱れがちなフリーランス稼業の僕にとって、寝苦しい熱帯夜は大敵なのだ。

クーラーや扇風機をつけっぱなしにすると、それはそれで体調が悪くなるので、タイマーを使ってオフにして寝る。
すると今度はあまりの暑さにうなされて目を覚ましてしまう。
その後まんじりともせずに夜明けを迎える日々が続くと、今度は昼間っからクーラーの効いた部屋で昼寝しちゃったりして、仕事のペースもぐちゃぐちゃ。
夏の僕の仕事っぷりにあきれているクライアントさんもいるかもしれないけど、これは仕方がないことです。
スチャダラパー風に言うと、「誰のせい? それはあれだ! 夏のせい!」(※)なのだから。

麻雀牌のような竹のいい香りに包まれるのもまた悪くない

なんて無責任なことばかりも言っていられないので、今年から僕が導入した寝具がこちら。
大阪に拠点を置く寝具の大手メーカー、モリシタ株式会社が製造販売するBambooシリーズ「やさしさくらぶ」という、何ともいえないネーミングの竹製シーツである。
ガッチリした竹のピースを編んでつくられたコチラ。ひんやりとした感触を得られ、熱帯夜のお供として最適な品なのだ。

とは言え。
実は何年か前に買ったものの、難ありでお蔵入りしていた。
髪の毛が竹と竹の間に挟まることがあるのだ。
でも僕はいま、かなりの短髪にしている。今年だったら使えるかもしれないと思って引っ張り出してみたら、大正解だった。
長髪の妻や娘は、試してみたらやっぱり髪が挟まって痛いと言うので、めでたく僕専用になり、ひんやり感覚を一人満喫している。

このシーツの良いところがもうひとつ。
新しいうちは、竹の芳しい香りがするのだ。
どこかで嗅いだことがあるなーと思ったら、新品の麻雀牌と同じ香りなんだよね。
分かりますかね?
あぁ、久しぶりに麻雀もしたいなー。
って何の話だ?
許してください、夏なので。

(※「サマージャム’95」より 作詞・作曲 M. Koshima/S. Matsumoto/Y. Matsumoto)

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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