そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2020.6.9
フェリシモ“地層チェスト”はテレワークの机上の友となるはずだ
大手カタログ通販のフェリシモは、「どういう思考回路をもってすれば、こういう発想が生まれるのかね?」というしょうもない、いや、たいへん愉快な商品を数多くリリースしているので、僕はチェックを欠かさないようにしている。
そして、「面白いことは面白いけど、買わないでしょ」と心の歯止めがかかることが多いのだが、今度ばかりはブレイクスルーされてしまった。
“地層チェスト”というアイテムである。
は? 地層チェストって何? と聞かれても、まさにその名が示す通りとしか言いようがない。
デスクの上に置いて文房具や小物を入れておくのにちょうどいい、ミニサイズの段ボール製三段チェストで、地層の柄がプリントされているのだ。
下段は古生代、中段は中生代、上段は新生代の地層。
引き出しを開けると、古生代にはアノマロカリスと三葉虫、中世代にはトリケラトプスとティラノサウルス、新生代にはマンモスと……もうひとつは何かな? デスモスチルスかな? まあ、何らかの古代哺乳類。
それぞれの骨の化石がプリントされている。
いやあ、これ最高でしょう!
本当に、よくぞ商品企画会議を通過させたものだと思う。

地質時代に想いを馳せ、ワクワクしながら仕事ができるなんて最高じゃない!?
男なら(男だけではないけど)誰でも、少しは地質時代や古生物について興味があるはずだ。
まったく薄い知識しか持ち合わせていないけど、僕も恐竜とか化石とかアンモナイトとかカンブリア大爆発とか、やはりそのへんの話になるとワクワクしてしまう。
そんな男のロマンを、まさかのチェストに仕立てるなんて!
デスクの上に置けるなんて!
なんかもう、これ以上は文章を引っ張れない気がするので、そろそろ締めます。
でもこの脱力感こそが、テレワークに勤しむあなたや僕の心の癒しになるはず。
……と、思います。
多分、いや、きっと。
僕はこの地層チェストの上に、以前に衝動買いしてみたものの、いつも家族から邪険に扱われているシーラカンスのビッグサイズソフトビニールフィギュアをトッピングしてみました!
いいねー、ゾクゾクしてくる。
以上です。
