2020.5.14
フランス料理のおばんざいって!? 酸味と香りの妙がもたらす夢に酔いしれる〜ラ・レーヴ
さて、メインは蝦夷鹿の溶岩焼き。
外ももは本来ならソースにしか使わないような、とっても硬い部位らしいです。
ところが! とってもやわらかくてとってもジューシー。
言われなければ外ももだって気がつかなかいほど。
ブレンドしたスパイスとオリーブオイルで1週間ほどマリネしてからゆっくりと火を入れるとこうなるそうです。
付け合わせにした「ドフィノワ」のジャガイモは12ヶ月のメークイン。
そう! おばんざいに出た24ヶ月のキタアカリと同じ農家さんのもの。
これもおいしい!
熟成ジャガイモにハマりそうです。
加田さんは専門学校を卒業後、銀座「ベージュ東京」で修業し、渡仏。
帰国後は熟成肉を扱う「KABCO」(現在は閉店)でシェフを務めました。
その集大成が「ラ・レーヴ」の料理で表現されています。
王道フランス料理が根元にありながらのアイデアに溢れたおばんざいや前菜、そして鍛え上げられた“焼き”のテクニックを駆使したお魚とお肉。
おまけに仲睦まじいご夫婦のおもてなし。
こりゃ、人気が出るに決まってます。
でも2019年10月にオープンしたばかり。料理も日々進化中です。
“夢”がどこまで大きくなるのか、ずっと見続けたいと思う素敵なお店です。